球状セラミック焼結体の製造方法及び球状セラミック焼結体

発明者： ,
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：菅原正倫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-291607
公開番号（公開出願番号）：特開2000-185976
出願日： 1999年10月13日
公開日（公表日）： 2000年07月04日
要約：

【要約】【課題】欠陥が少なく、しかも高能率で製造することができる球状セラミック焼結体と、その製造方法を提供する。【解決手段】回転する造粒容器内にて、成形用素地粉末層10kの上で成形核体50を転がしながら、該成形核体50の周囲に成形用素地粉末を球状に付着・凝集させて球状成形体80を得るようにする。これにより、成形核体50の周囲に成長する成形用素地粉末の凝集層10aの密度を格段に高めることができる上、形成される凝集層10aには粉末粒子のブリッジング等によるポアや、クラックといった欠陥も少なくなる。そして、このような球状成形体80を焼成すれば、得られる球状セラミック焼結体は、略中心を通る断面を研磨してこれを拡大観察したときに、その中心部に成形核体50に由来する核部が、高密度で欠陥の少ない凝集層10aに由来する外層部との間で、識別可能に形成される。研磨面にこうした組織の現われる焼結体構造とすることで、表層部の欠陥形成割合が小さく、高密度で強度の高い球状セラミック焼結体が実現される。

請求項（抜粋）：

セラミック原料となる無機材料粉末(以下、単にセラミック粉末という)を用いて成形用素地粉末を調製する成形用素地粉末調製工程と、造粒容器内に前記成形用素地粉末と成形核体とを投入し、前記造粒容器内にて前記成形核体を転がしながら、該成形核体の周囲に前記成形用素地粉末を球状に付着・凝集させて球状成形体を得る転動造粒成形工程と、その成形体を焼結することにより球状セラミック焼結体を得る焼結工程と、を含むことを特徴とする球状セラミック焼結体の製造方法。

IPC (5件)：

C04B 35/626 , C04B 35/584 , C04B 35/64 , F16C 33/32 , B01J 2/00

FI (5件)：

C04B 35/58 102 R , F16C 33/32 , B01J 2/00 A , C04B 35/58 102 Y , C04B 35/64 L

引用特許：

審査官引用 (3件)

特開昭63-101519
窒化アルミニウムの製造方法
公報種別：公開公報出願番号：特願平9-049307 出願人：株式会社トクヤマ
転がり軸受
公報種別：公開公報出願番号：特願平9-245943 出願人：日本精工株式会社

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