特許
J-GLOBAL ID:200903076941081047

塑性加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長島 悦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-006485
公開番号(公開出願番号):特開平7-214220
出願日: 1994年01月25日
公開日(公表日): 1995年08月15日
要約:
【要約】【目的】不完全充満部に非連通のダミー隙間を設けることによる素材流動活性化現象を利用した塑性加工を、パンチの圧縮力を非常に小さくして実行できるようにする。【構成】荒加工工程は従来通りに行われる。ひき続いて行われる仕上工程においては、更に第2の必要量△2だけパンチ30をカウンタパンチ20に接近させて、素材W(中間部品)に圧縮力を与える。パンチ30を接近させるに際しては、荒加工工程で成形した中間部品がダイ10の成形部11との間に発生した不完全充満部Ti(S1〜S3)とダミー隙間Si(S00〜S03)とへ流れ込む体積流動速度を所定の範囲内に維持する。
請求項(抜粋):
塑性加工により成形しようとする部品に対応する形状の成形部とそれに続くコンテナ部を有するダイのコンテナ部に中央貫通穴付きの素材を投入し、かつ素材の中央貫通穴にマンドレルを挿入した後、片側からカウンタパンチで支持された素材にカウンタパンチに対してダイとともに第1の必要量だけパンチを接近させ素材に圧縮力を与えて鍛造加工による荒加工を施す荒加工工程と、この荒加工工程において素材とダイの成形部との間に発生した材料の不完全充満部を解消させるために中央貫通穴側に該不完全充満部と連通しないダミー隙間を意図的に形成し,かつ第2の必要量だけパンチを前記荒加工工程からさらに接近させ素材に圧縮力を与えて,素材をダイの成形部に対応する形状の穴付部品に塑性加工する仕上工程とからなる塑性加工方法において、前記仕上工程における第2の必要量を前記不完全充満部と前記中央貫通穴内で段差を境とした大外形部と小外形部とを有するマンドレルの該段差を移動することにより生成したダミー隙間とに流入する材料の体積流動速度を所定の範囲に維持するように前記パンチの接近とマンドレルの移動を間断なく調整して仕上加工することを特徴とした塑性加工方法。
IPC (2件):
B21J 5/08 ,  B21K 1/30

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