特許
J-GLOBAL ID:200903076980344713

炭素系複合材料の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 隆也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-237959
公開番号(公開出願番号):特開平8-104510
出願日: 1994年09月30日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】 非水溶媒二次電池の電極材料に適した、多相構造を有する炭素質物粒子を安定して効率よく、かつ連続的に製造し得る製造方法を提供すること。【構成】 少なくとも、(A)d002が0.345nm以下で、Lcが15nm以上、好ましくは50nm以上の炭素質物粒子を重質油中に分散し、接触させ、重質油に含まれる多環芳香族分子あるいはオリゴマーを炭素質物粒子の表面及び細孔中に含侵、吸着する第1工程(B)前記第1工程の生成物を不活性雰囲気下で熱処理し、炭素質物粒子の表面及び細孔中に含浸された多環芳香族成分に対し、重縮合等の熱化学反応を進行させる第2工程から構成される、非水溶媒二次電池電極材料の製造方法。
請求項(抜粋):
X線回折におけるd002が0.345nm以下である炭素質物粒子の全体あるいはその一部を、d002が0.345より大きい被覆炭素材で複合化した多相構造を有する炭素系複合材料で、真密度が1.80g/cm3 以上であり、BET法比表面積が30m2 /g以下、体積基準平均粒径が35μm以下であり、波長514.5nmのアルゴンイオンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、1580cm-1の付近のピークPA 、1360cm-1の付近のピークPB を有し、上記PA の強度IA に対するPB の強度IB の比R(=IA /IB )値が、核となる炭素質物粒子のR値を上限とし、より好ましくはR値が0.3以上である炭素系複合材料の製造方法であって、少なくとも(A)d002が0.345nm以下で、Lcが15nm以上、好ましくは50nm以上の炭素質物粒子を重質油中に分散し、接触させ、重質油に含まれる多環芳香族分子あるいはオリゴマーを炭素質物粒子の表面及び細孔中に含侵、吸着する第1工程(B)前記第1工程の生成物を不活性雰囲気下で熱処理し、炭素質物粒子の表面及び細孔中に含浸された多環芳香族成分に対し、重縮合等の熱化学反応を進行させる第2工程から構成されることを特徴とする炭素系複合材料の製造方法。
IPC (3件):
C01B 31/02 101 ,  H01M 4/02 ,  H01M 4/58
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 二次電池
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-280328   出願人:三菱油化株式会社
  • 電極材料およびその製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-111321   出願人:三菱油化株式会社
  • 非水電池負極
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-308239   出願人:旭化成工業株式会社

前のページに戻る