特許
J-GLOBAL ID:200903076986473930

電動アクチュエータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 世良 和信 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-107763
公開番号(公開出願番号):特開平6-300106
出願日: 1993年04月10日
公開日(公表日): 1994年10月28日
要約:
【要約】【目的】 コンパクトでしかも剛性が高く、位置決め精度を向上させ得る電動アクチュエータを提供する。【構成】 ボールねじ溝2を形成したねじ軸の外周面にボールスプライン溝3を設けた複合軸4に、スプライン用外筒5,ボールねじナット6および中空モータ7を同一線上に組み込み、中空のモータ駆動軸72をベアリング12,13を介してケーシング11に相対回転自在に支持すると共に、モータ本体73とスプライン用外筒5を、ケーシング11,14に対して軸方向及び回転方向に移動不能に固定し、一方、中空のモータ駆動軸72の端部にボールねじナット6を一体的に連結し、モータ駆動軸72の回転駆動力を、ボールねじナット6を介して複合軸4の軸方向推力に変換し、推力の軸方向反力を中空モータ7のベアリング12で支持して複合軸4を直線運動させ、複合軸4に作用する軸方向荷重をボールねじナット6で負荷すると共に、トルクをスプライン用外筒5で支持し、また、全方向のラジアル荷重及びモーメント荷重をスプライン用外筒及びボールねじナットで支持して位置決めを行うことを特徴とする。
請求項(抜粋):
ボールねじ溝を形成したねじ軸の外周面に軸方向に延びるボールスプライン溝を設けた複合軸に、該複合軸の荷重作用位置側から順に、スプライン用外筒,ボールねじナットおよび中空モータを同一線上に組み込み、前記スプライン用外筒は、前記複合軸に対して、前記ボールスプライン溝に係合される多数のボールを介して軸方向に相対移動自在にボールねじ溝に嵌合され、前記ボールねじナットは、前記複合軸に対して、前記ボールねじ溝に係合される多数のボールを介して相対回転自在に嵌合され、前記中空モータは、前記複合軸を取り囲むように配置される可動子を備えた中空のモータ駆動軸と、該モータ駆動軸の可動子を取り囲むように配置された固定子を備えた中空のモータ本体と、を有し、前記モータ駆動軸をベアリングを介してハウジングに相対回転自在に支持すると共に、前記モータ本体と前記スプライン用外筒を、ハウジングに対して軸方向及び回転方向に移動不能に固定し、一方、前記中空のモータ駆動軸の端部に前記ボールねじナットを一体的に連結し、前記モータ駆動軸の回転駆動力を、前記ボールナットを介して複合軸の軸方向推力に変換し、該推力の軸方向反力を前記モータ駆動軸のベアリングで支持して複合軸を直線運動させ、前記複合軸に作用する軸方向荷重をボールねじナットで負荷すると共に、トルクをスプライン用外筒で支持し、また、全方向のラジアル荷重及びモーメント荷重をスプライン用外筒及びボールねじナットで支持して位置決めを行うことを特徴とする電動アクチュエータ。

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