特許
J-GLOBAL ID:200903076996446958
情報処理装置、情報処理方法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-198442
公開番号(公開出願番号):特開2005-276152
出願日: 2004年07月05日
公開日(公表日): 2005年10月06日
要約:
【課題】 ベイジアンネットのモデルがループを含む場合に、未観測ノードの値を算出する際の収束の可能性を高めた情報処理装置を提供する。【解決手段】 故障診断装置10は、未観測ノードの初期値を記憶するための初期値記憶部18と、ベイジアンネットモデルの分散を調整した分散調整モデルに初期値記憶部18から読み出した初期値を設定して収束計算を行う分散調整モデル計算部22と、分散調整モデル計算部22により算出された未観測ノードの確率分布でもって初期値記憶部18の初期値を更新する初期値更新部26と、未観測ノードの確率分布の収束計算および初期値の更新が所定回数行われたときに、初期値記憶部18から読み出した初期値を適用してループ付きベイジアンネットモデルの未観測ノードの確率分布を収束計算により算出する元モデル計算部14と、未観測ノードの確率分布の算出結果に基づいて故障原因を出力する故障原因出力部28を備える。【選択図】図1
請求項(抜粋):
それぞれに条件付確率が付与された複数のノードで構成されるベイジアンネットのモデルを用いて、観測された事象から未観測の事象を評価するための情報処理装置であって、計算対象の前記ベイジアンネットのモデルがループ部分を有するループ付きベイジアンネットモデルである場合に、観測ノードの事象からの確率伝搬の収束計算により前記未観測ノードの確率分布を算出する情報処理装置において、
前記収束計算を行う際に前記未観測ノードに設定する初期値を記憶するための初期値記憶手段と、
前記未観測ノードに設定する初期値として前記初期値記憶手段に無情報事前分布を書き込む初期値設定手段と、
前記ループ付きベイジアンネットモデルの少なくとも1つのノードの条件付き確率の分散を大きく調整した分散調整モデルを収束計算の対象として、前記分散調整モデルに前記初期値記憶手段から読み出した初期値を適用して収束計算を行い未観測ノードの確率分布を算出する分散調整モデル計算手段と、
前記分散調整モデル計算手段により算出された未観測ノードの確率分布に基づいて前記初期値記憶手段に記憶する初期値を更新する初期値更新手段と、
前記分散調整モデル計算手段による未観測ノードの確率分布の収束計算と前記初期値更新手段による前記初期値の更新が所定回数行われたときに、前記初期値記憶手段から読み出した初期値を元のループ付きベイジアンネットモデルに適用して、前記ループ付きベイジアンネットモデルの未観測ノードの確率分布を収束計算により算出する元モデル計算手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
IPC (1件):
FI (2件):
G06N5/04 550J
, G06N5/04 580A
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