特許
J-GLOBAL ID:200903077015817117

合成音声ポーズ設定方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-313780
公開番号(公開出願番号):特開平6-161485
出願日: 1992年11月24日
公開日(公表日): 1994年06月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的は、ポーズの挿入間隔や個数を適切に設定できるようになり、より自然な合成音声を出力することができる合成音声ポーズ設定方式を提供することを目的とする。【構成】 本発明は、様々な品詞に対してモーラ数の統計的な分布を調べておくことにより、アクセント句境界にポーズを設定するか否かの判定を行い、ポーズを挿入する品詞別ポーズ区間推定方式と、品詞による影響を無視した無ポーズ区間の分布を用いることでポーズを挿入するする平均化無ポーズ区間推定方式とがある。
請求項(抜粋):
漢字かな混じり文を入力して、形態素解析を行い、各単語の品詞を求めることにより、アクセント句単位にアクセントを付与して、アクセント句境界にポーズを付与した読みかな列を作成して、該読みかな列を音声合成装置で音声に変換する音声合成装置内のアクセント句境界にポーズを付与する処理において、該漢字かな混じり文の各アクセント句境界について、直前の単語の品詞he と直後の単語の品詞hb を導出する品詞導出手段と、ポーズがあるアクセント境界までのモーラ数が属する該前置品詞区間ie と後置品詞区間ib を導出する品詞区間導出手段と、直前の単語が品詞he であるアクセント句境界の集合に対して、ポーズがあるアクセント境界までのモーラ数に応じて、区間1〜区間ne に分類した前置品詞区間ie を設定し、該モーラ数が区間1〜区間ie (1≦ie ≦ne )のいずれかの前置品詞区間に属する前置品詞累積確率Pe (he ,ie )を記録する前置品詞累積確率テーブルと、直後の単語が品詞hb であるアクセント句境界の集合に対してポーズがあるアクセント境界までのモーラ数に応じて、区間1〜区間nb に分類した後置品詞区間設定し、該モーラ数が区間1〜区間ib (1≦ib ≦nb )のいずれかの後置品詞区間に属する後置品詞累積確率Pb (hb ,ib )を記録する後置品詞累積確率テーブルと、該品詞導出手段により導出された該直前の単語の品詞he と該直後の単語の品詞hb を用いて、該前置品詞累積確率テーブルと該後置品詞累積確率テーブルからそれぞれ前置品詞累積確率Pe (he ,ie )と後置品詞累積確率Pb (hb,ib )を検索する累積確率検索手段と、該累積確率検索手段により検索された該前置品詞累積確率Pe (he ,ie )と該後置品詞累積確率Pb (hb ,ib )を用いて、線形識別関数G=C1 ×Pe (he ,ie )+C2 ×Pb (hb ,ib )+C3(但し、C1 ,C2 ,C3 は定数)を計算し、該線形識別関数G≧0であるときに、各アクセント句境界にポーズを挿入するポーズ挿入手段とを含むことを特徴とする合成音声ポーズ設定方式。
IPC (3件):
G10L 3/00 ,  G06F 3/16 330 ,  G06F 15/20 568

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