特許
J-GLOBAL ID:200903077025475257

噴流床石炭ガス化炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-031890
公開番号(公開出願番号):特開平9-227879
出願日: 1996年02月20日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【課題】 噴流床石炭ガス化炉に関し、溶融スラグの捕集効率を向上し、飛散を防止する。【解決手段】 コンバスタ1の片側には微粉炭バーナ3が1〜数本斜め下向きに、その上部にはチャーバーナ4が微粉炭バーナ3とは反対側の炉壁で、バーナ3の流れ中心に対して対称に2本、それぞれ取付けられる。又、バーナ3と対向して軽油バーナ8が、それと90°ずれた位置に軽油着火トーチ9が取付けられ、それらの下部にスラグタップ6が設けられ、空間7を介して水10がある。又リダクタ2にはリダクタバーナ5が取付けられる。微粉炭バーナ3、チャーバーナ4は斜め下向きに、かつ対向壁に他のバーナがないので空気流11は大きな弧を描き、下から上へ流れ、スラグ粒子12は遠心力により炉壁に当り、捕集され、スラグタップ6に落下し、水10に落ちて冷却され、排出される。
請求項(抜粋):
微粉炭バーナ、その上部に設けたチャーバーナおよび同微粉炭バーナの下部に設けたスラグタップとを有し、微粉炭とチャーを燃焼させて高温ガスを生成させるための円筒状のコンバスタと;熱分解によって可燃ガスを生成させるための原料微粉炭を供給する原料用微粉炭ノズルが取付けられ、前記コンバスタと連接するリダクタとを有する噴流床石炭ガス化炉において、前記微粉炭バーナは、前記コンバスタの片側壁に、前記スラグタップの中心部に向って下向きに取付けられ;前記チャーバーナは、前記微粉炭バーナの斜め対向の位置で、かつ同微粉炭バーナに対して左右対称となるように前記コンバスタ壁に偶数本取付けられ;前記コンバスタの微粉炭バーナと対向する位置に軽油バーナを、両バーナの中間のコンバスタ壁に軽油着火用トーチを、それぞれ前記スラグタップの中心部に向って斜め下向きに取付け;更に、前記リダクタの原料用微粉炭ノズルは、その噴出方向を同リダクタ中心から外して円周方向に傾けて取付けたことを特徴とする噴流床石炭ガス化炉。

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