特許
J-GLOBAL ID:200903077041654897

高純度エポキシ樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝川 敏雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-264250
公開番号(公開出願番号):特開平5-017463
出願日: 1991年07月08日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【目的】 低塩素含量でエポキシ当量の低い(エポキシ基含量の多い)高純度エポキシ樹脂を簡便且つ効率よく得る。【構成】 多価フェノールとエピハロヒドリン(ECH)を固形MOH(M=アルカリ金属)の存在下に反応させるに際し、少なくとも下記3工程を含む高純度エポキシ樹脂の製造方法。(1)過剰のECH、ECHに対して5〜30重量部の直鎖状エーテル化合物及びECHに対して0〜20重量部の非プロトン性極性溶媒の存在下固形MOHを一括添加し、80°C以下で系内水分を0.1〜4.0重量%に制御する第一工程、(2)反応液より副生MX(X=ハロゲン)を除去し粗製樹脂又はその溶液を得る第二工程及び(3)該粗製樹脂又はその溶液に、粗製樹脂中の有機塩素分に対して1.0〜5.0モル倍量のMOH水溶液を用いて100°C以下の温度で再反応精製する第三工程。
請求項(抜粋):
多価フェノール類から選択された少なくとも一種の化合物とエピクロルヒドリンを固形アルカリ金属水酸化物の存在下に反応させエポキシ樹脂を製造するに際し、少なくとも下記の第一工程〜第三工程の3工程を含むことを特徴とする高純度エポキシ樹脂の製造方法。(1)多価フェノール類から選択された少なくとも一種の化合物のフェノール性水酸基に対して、過剰モルのエピクロルヒドリンを用い、且つ、該エピクロルヒドリンに対して5ないし30重量部の直鎖状エーテル化合物及び必要に応じて、該エピクロルヒドリンに対して0ないし20重量部の非プロトン性極性溶媒の存在下に、必要量の固形アルカリ金属水酸化物を一括添加し、80°C以下の温度で、系内水分を0.1ないし4.0重量%に制御しながら反応せしめる第一工程、(2)第一工程で得られた反応溶液から、副生アルカリ金属ハロゲン化物をエピクロルヒドリン存在下または非存在下に分離除去し、粗製樹脂またはその溶液を得る第二工程及び(3)第二工程で得られた粗製樹脂またはその溶液に対して、粗製樹脂中に存在する有機塩素分に対して1.0ないし5.0モル倍量のアルカリ金属水酸化物水溶液を用いて100°C以下の温度で再反応精製する第三工程。
IPC (3件):
C07D301/28 ,  C08G 59/06 NHJ ,  C08G 59/08 NHK

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