特許
J-GLOBAL ID:200903077057092350

後輪転舵装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大島 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-169609
公開番号(公開出願番号):特開2000-079881
出願日: 1999年06月16日
公開日(公表日): 2000年03月21日
要約:
【要約】【課題】 装置の大型化を招かずに異常時の中立位置復帰を確実に行い得る後輪転舵装置を提供する。【解決手段】 その軸線を後輪に連結されるスライド軸と平行に延在させてケーシングに支持され且つ軸方向の中央を境に互いに逆ねじとなるねじが切られると共に電動モータで回転力を与えられる駆動部材(18)と、駆動部材の各ねじ部に螺合して駆動部材の回転に応じて軸方向に互いに接離移動可能な2つの軸力発生部材(21a・21b)と、これら2つの軸力発生部材の各々とスライド軸との間にて各軸力発生部材とスライド軸との間の結合・非結合を選択するための2つのクラッチ手段(8a・8b及び23)とを有し、2つのクラッチ手段のいずれか一方を結合させることで転舵方向を選択し、2つの軸力発生部材を互いに離間させる向きに駆動することで転舵量を増大させ、2つの軸力発生部材を互いに近接させる向きに駆動することで転舵量を減少させるものとする。これにより、電動モータを逆転すれば現在の転舵方向に係わらず必ず中立位置へ戻ることとなる。
請求項(抜粋):
軸方向移動可能にケーシングに支持され且つ後輪に連結されたスライド軸に軸力を与えることによって後輪舵角を制御する後輪転舵装置であって、その軸線を前記スライド軸と平行に延在させてケーシングに支持され且つ軸方向の中央を境に互いに逆ねじとなるねじが切られると共に電動モータで回転力を与えられる駆動部材と、前記駆動部材の各ねじ部に螺合して前記駆動部材の回転に応じて軸方向に互いに接離移動するべく回転不能にケーシングに係合する2つの軸力発生部材と、前記2つの軸力発生部材の各々と前記スライド軸との間にて各軸力発生部材とスライド軸との間の結合・非結合を選択するための2つのクラッチ手段とを有し、前記2つのクラッチ手段のいずれか一方を選択的に結合させることで転舵方向を選択し、前記2つの軸力発生部材を互いに離間させる向きに前記駆動部材を回転させることで転舵量を増大させ、前記2つの軸力発生部材を互いに接近させる向きに前記駆動部材を回転させることで転舵量を減少させるようにしてなることを特徴とする後輪転舵装置。

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