特許
J-GLOBAL ID:200903077102900802

スラスト動圧軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-180587
公開番号(公開出願番号):特開平11-013748
出願日: 1997年06月21日
公開日(公表日): 1999年01月22日
要約:
【要約】【課題】 スラスト動圧力を長期にわたって安定して得るとともに、環状部材16からの摩耗粉の混入を防止して潤滑油の劣化を良好に防止することを可能とする。【解決手段】 軸部材13側に嵌着された抜け止め部材等の環状部材16とスラスト軸受部材17との対向隙間の間隔を、軸部材13とスラスト軸受部材17との対向隙間の間隔より大きく、かつスラスト浮上量より小さく設定することにより、スラスト動圧を生じていない回転停止時及び動圧力が不十分な回転開始直後において、通常高硬度の材料から形成される軸部材13をスラスト軸受部材17側に接触させ、比較的軟らかい材料から形成される抜け止め部材等の環状部材16をスラスト軸受部材の表面から離間させるように構成することによって、従来のような環状部材の摩耗を完全になくすようにしたもの。
請求項(抜粋):
軸部材と、この軸部材の外周面から半径方向に張り出すようにして軸部材に嵌着された環状部材と、これら軸部材及び環状部材のそれぞれに対して、軸方向に所定の隙間を介在して対向するように配置されたスラスト軸受部材と、が設けられているとともに、上記軸部材及び環状部材とスラスト軸受部材との間の対向隙間内に潤滑油が充填され、かつ、前記対向隙間を構成する環状部材及びスラスト軸受部材の各対向平坦表面のうちの少なくとも一面に動圧発生用溝が形成され、その動圧発生用溝の加圧作用により潤滑油に生じさせられる動圧によって、前記軸部材及び環状部材とスラスト軸受部材とが、軸方向に所定量Bだけ相対浮上させられながら回転支持されるスラスト動圧軸受装置において、回転停止時における上記環状部材とスラスト軸受部材との対向隙間の間隔Aが、回転停止時における前記軸部材とスラスト軸受部材との対向隙間の間隔である0より大きく、かつ回転駆動時における前記軸部材及び環状部材とスラスト軸受部材との相対浮上量Bより小さく設定されていることを特徴とするスラスト動圧軸受装置。
IPC (2件):
F16C 17/04 ,  F16C 33/10
FI (2件):
F16C 17/04 A ,  F16C 33/10 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭61-077119
  • 特開昭61-077119

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