特許
J-GLOBAL ID:200903077103117249
位相同期システムおよび該位相同期システムの構成装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 正武
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-091505
公開番号(公開出願番号):特開平8-340320
出願日: 1996年04月12日
公開日(公表日): 1996年12月24日
要約:
【要約】【課題】 波長多重双方向通信システムにおいて、主装置と従装置との間で光伝送媒体の波長分散の影響のない高精度な位相同期を実現する位相同期システムを提供すること。【解決手段】 図1は、本発明の第1実施形態による位相同期システムの構成例を示すブロック図である。この図に示す位相同期システムは、2つの波長の光信号を双方向に伝送する波長多重双方向通信による各波長間の位相差測定と、2つの波長の光信号を同一方向に伝送する波長多重通信による各波長間の位相差測定とを切り替えて実施し、それぞれの位相差情報を比較して主装置と従装置との間の遅延時間を確定する。
請求項(抜粋):
主装置または従装置に設けられた送信装置が接続された光ファイバより光信号を受信し、該受信した光信号から波長λ1の光信号と波長λ2の光信号とを分離する光合分波器(21)と、前記光合分波器(21)が分離した波長λ1の光信号から第1の位相信号(c)を分離する第1の光受信器(22)と、前記光合分波器(21)が分離した波長λ2の光信号から第2の位相信号(d)を分離する第2の光受信器(24)と、前記第1の位相信号(c)と前記第2の位相信号(d)との位相差、すなわち、前記波長λ1の光信号が前記送信装置から本装置へ到達するまでの第1の遅延時間(T1)と前記波長λ2の光信号が前記送信装置から本装置へ到達するまでの第2の遅延時間(T2)との差(T1-T2)を求め、該位相差を表す第2の位相差情報(g)を出力する位相比較部(26)と、前記第1の位相信号(c)で変調された波長λ2の光信号を生成し、該光信号を、前記光合分波器(21)を介して、前記光ファイバに送出する光送信器(27)と、前記光合分波器(21)が分離した波長λ2の光信号を前記第2の光受信器(24)に入力する状態(状態2)と、前記光送信器(27)が生成した波長λ2の光信号を前記光合分波器(21)に入力する状態(状態1)とを切り換える光スイッチ(23)と、前記光スイッチ(23)の状態を切り替える切替制御信号(e)、および、前記第1の遅延時間(T1)と前記第2の遅延時間(T2)との和(T1+T2)を表す第1の位相差情報(f)を、外部より受信する情報転送部(29)と、前記情報転送部(29)が受信した切替制御信号(e)に基づいて、前記光スイッチ(23)の状態を制御する制御部(28)と、前記第1の位相差情報(f)が表す値(T1+T2)と前記第2の位相差情報(g)が表す値(T1-T2)との和を2で割ることにより、前記第1の遅延時間(T1)を求める遅延時間演算部(25)と、前記遅延時間演算部(25)が求めた遅延時間(T1)に基づいて、前記第1の位相信号(c)の位相を調整することにより、前記送信装置が生成する基準位相信号(a)に同期した位相信号(a’)を生成する位相調整部(25)とを具備することを特徴とする位相同期システムの受信装置。
IPC (3件):
H04J 14/00
, H04J 14/02
, H04L 7/00
FI (2件):
H04B 9/00 E
, H04L 7/00 G
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