特許
J-GLOBAL ID:200903077103610425

地絡保護装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江原 省吾 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-206263
公開番号(公開出願番号):特開平10-051945
出願日: 1996年08月05日
公開日(公表日): 1998年02月20日
要約:
【要約】【課題】 人工地絡試験を行なうことなく、地絡継電器の動作点を自動的に最適化し、積雪による断線等の系統の変化を、対地静電容量の変化から通報する装置を提供する。【解決手段】 接地変圧器7の3次側に、測定用インピ-ダンスRを切換え接続し、このとき現れる三次電圧の位相角変化φn2から3相一括の系統の対地静電容量Cを算出する。さらに、算出された対地静電容量C、系統電圧E、及び検出基準となる地絡抵抗値Rgに基づき、動作電圧V0を算出して、地絡継電器20,21に自動設定する。上記一連の動作を、設定されたタイミングで、自動的に実行するωC測定制御部23を設ける。さらに、測定された対地静電容量Cの前回測定値に対する変化率が基準値を超えたとき、系統変化の報知信号を発生するωC変化検出部19を設ける。
請求項(抜粋):
零相電圧V0で動作する地絡継電器と、非接地電力系統に接続された接地変圧器の3次側に、測定用インピ-ダンスを切換え接続する切換えスイッチと、切換え前後の接地変圧器の三次電圧の位相角差φn2n0n1を測定する位相角変化の検出回路と、接続する接地変圧器について、対地静電容量CのアドミッタンスωCを変数として上記位相角差φn2について成立する方程式φn2=f(ωC)の解ωCを求めることによって、3相一括の系統の対地静電容量Cを算出する対地静電容量Cの演算部と、算出された対地静電容量C、系統電圧E、及び検出基準となる地絡抵抗値Rgに基づき、地絡継電器の動作電圧V0を算出する動作電圧演算部と、検出すべき地絡抵抗値Rg及び対地静電容量Cの測定タイミングを設定する整定部と、整定部に整定された測定タイミングに基づき、上記切換えスイッチ、位相角変化の検出回路、対地静電容量の演算部、動作電圧演算部を連動させて、算出された動作電圧を地絡継電器に設定するωC測定制御部とを具備したことを特徴とする地絡保護装置。
IPC (3件):
H02H 3/34 ,  G01R 27/26 ,  G01R 31/02
FI (3件):
H02H 3/34 D ,  G01R 27/26 C ,  G01R 31/02

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