特許
J-GLOBAL ID:200903077109425743

ディジタル無線通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三俣 弘文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-176070
公開番号(公開出願番号):特開平10-084324
出願日: 1997年07月01日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】【課題】 ディジタル無線通信システムのビットレートを改善する。【解決手段】 受信装置50が、複数の送信アンテナ素子を有する送信装置によって送信された信号を信号ベクトルとして受信する複数のアンテナ素子55-1〜55-nと、信号前処理器60と、復号器65とからなる。前処理器60が、信号ベクトルを前処理する。前処理は、前に受信され前処理器60によって前処理された信号ベクトルの復号化から得られる復号化結果を、現に処理中の信号ベクトルから差し引くこと、及び現に処理中の信号ベクトルの後に受信された処理されていない信号ベクトルの要素を現に処理中の信号ベクトルからゼロ化すること、によって行われる。復号器65が、信号ベクトルの前処理から得られた結果を復号化する。
請求項(抜粋):
複数のアンテナの各々が、一連の複素信号をそれぞれの時間長さτの間に受信し、該複素信号の各々が、無作為に重畳されたn個(n>1)の別個の信号成分からなり、全ての該受信アンテナによって該時間長さのうちの1個の時間長さの或る特定のセグメントの間に受信された全ての該信号成分が集合的に信号ベクトルを形成するような、複数のアンテナと、前期時間長さの間に受信された前記信号成分を、それぞれの送信アンテナ素子に連関するような空間と、及び時間との間に特定の空間・時間関係を有するように形成するための手段と、空間・時間の斜線に沿ったそれぞれのグループ内に配置された前記信号ベクトルを前処理するための手段であって、該前処理が、前処理中の信号ベクトルのグループと同じ時間長さτの間に受信された前記一連の信号ベクトルへの復号化されなかった寄与分をゼロ化することと、同じ一連の信号ベクトルに対する復号化された寄与分を差し引くこととによって行われ、これらの信号ベクトルのグループが前記時間長さのうちのそれぞれの時間長さと前記送信アンテナ素子のうちのそれぞれの送信アンテナ素子とに連関するような、前記信号ベクトルを前処理するための手段と、からなることを特徴とする、ディジタル無線受信装置。

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