特許
J-GLOBAL ID:200903077123508970

サーモパイルセンサを用いた電子レンジ及びその解凍方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-153475
公開番号(公開出願番号):特開平10-096517
出願日: 1997年06月11日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】【課題】 本発明はサーモパイルセンサを用いた電子レンジの解凍効率を向上させることを目的とする。【解決手段】 サーモパイルセンサを用いて飲食物の表面温度を検出し、該検出された飲食物の表面温度、大きさ、重量に従いマグネトロンの出力を調整して最適の解凍状態で解凍終了時点を決定することにより、解凍を良好にし解凍時間を減らすように構成する。
請求項(抜粋):
飲食物(10)から発生した赤外線及びターンテーブル(9)から発生する赤外線を集光し対応する電圧を夫々発生するサーモパイルセンサモジュール(2)と、該サーモパイルセンサモジュール(2)の出力電圧を所定レベルに増幅し出力する増幅部(3)と、該増幅部(3)の電圧信号をデジタル電圧信号に変換し出力するアナログ/デジタル変換部(4)と、該アナログ/デジタル変換部(4)の電圧信号を入力し処理しその内部に内蔵された解凍方法についてのアルゴリズムの実行によりマグネトロンオン/オフスイッチ(6)を制御してマグネトロン(7)から加熱室(1)内の飲食物(10)に供給されるエネルギを制御するマイクロコンピュータ(5)と、を備えた電子レンジであって、前記マイクロコンピュータ(5)は、前記アナログ/デジタル変換部(4)から出力されたデジタル信号を所定時間(ts)毎に読取る電圧信号サンプリング部(51)と、該サンプリングされた電圧信号を温度Tに換算し、該換算された温度(T)に包含されたノイズを除去し、マグネトロンオン/オフ周期(tm)時間の間、温度の最高値(Tmax)、最小値(Tmin)及び平均値(Tmean)を計算し出力する電圧信号処理部(52)と、温度Tに対する最高値(Tmax)、最小値(Tmin)及び平均値(Tmean)をマグネトロンオン/オフ周期毎にサンプリングして出力する温度データサンプリング部(53)と、該温度データサンプリング部(53)でサンプリングされたデータを用いてマグネトロンオン/オフ周期毎に最適にマグネトロンオン/オフ時間を算出し、最適の時点で解凍を終了するように解凍終了時間を決定し、飲食物が異常状態であるか否かを判断し、異常現象であるとき解凍を終了させるマグネトロンオン時間比率算出及び異常現象判断部(54)と、該マグネトロンオン時間比率算出及び異常現象判断部(54)の出力によりマグネトロンオン/オフスイッチ(6)に制御信号を出力してマグネトロン(7)の出力を制御するマグネトロンオン/オフスイッチ制御部(55)と、を包含して構成することを特徴とするサーモパイルセンサを用いた電子レンジ。
IPC (2件):
F24C 7/02 340 ,  H05B 6/68 320
FI (2件):
F24C 7/02 340 J ,  H05B 6/68 320 Q

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