特許
J-GLOBAL ID:200903077128414949

非磁性ステンレス厚鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-072094
公開番号(公開出願番号):特開平8-269564
出願日: 1995年03月29日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【目的】 いずれの部位においても透磁率が1.05以下である板厚50mm以上のオーステナイト系ステンレス厚鋼板を低圧減比で製造する。【構成】 C≦0.06%、Si≦2%、Mn≦5%、Cr:15〜27%、Ni:6〜16%、Mo:0.5〜4%、N≦0.30%を含有し、1.4×Cr当量-14≦Ni当量≦1.4×Cr当量-10、Cr当量=1.5×Si+Cr+Mo、Ni当量=0.5×Mn+30×(C+N)+NiかつS+O-0.8×Ca-30≦0(ppm)なるγ系ステンレス鋼の鋳片に、圧減比1.5以上の熱間鍛造あるいは熱間圧延を施した後、1150〜1300°Cで、t(分)=0.002×exp(18000/T)以上加熱し、トータル圧減比が3〜5の厚板圧延、固溶化熱処理を行なう。【効果】 従来は困難であった極厚非磁性ステンレス鋼板の製造が可能となった。
請求項(抜粋):
重量%でC :0.01〜0.06%、Si:2.0%以下、Mn:5.0%以下、Ni:6.0〜16.0%、Cr:15〜27%、Mo:0.5〜4.0%、N :0.01〜0.30%を含み、1.4×Cr当量-14≦Ni当量≦1.4×Cr当量-10但し、Cr当量=%Cr+%Mo+1.5×%SiNi当量=%Ni+30×(%C+%N)+0.5×%MnS(ppm)+O(ppm)-0.8×Ca(ppm)-30≦0.0(ppm)を満足し、残部がFeおよび不可避不純物からなるオーステナイト系ステンレス鋼を連続鋳造法により製造したCC鋳片、あるいは造塊法により製造したICインゴットに圧減比1.5以上の熱間加工を施した後、1150〜1300°Cの温度でt分〔t(分)=2×10-3×exp(1800/T)、T:温度(K)〕以上の均熱拡散熱処理を施し、鋳片からのトータル圧減比が3.0〜5.0の厚板圧延、さらに固溶化熱処理を行なうことを特徴とする板厚50mm以上で透磁率が1.05以下のオーステナイト系ステンレス厚鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/12 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C21D 8/12 Z ,  C21D 8/02 D ,  C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/58

前のページに戻る