特許
J-GLOBAL ID:200903077144433376

ポリビニルアセタール樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-257699
公開番号(公開出願番号):特開平5-097919
出願日: 1991年10月04日
公開日(公表日): 1993年04月20日
要約:
【要約】【目的】 酸触媒の残存量が少ない品質の良好なポリビニルアセタール樹脂を製造する。【構成】 塩酸触媒を含むポリビニルアルコール水溶液とブチルアルデヒドを常法で反応させる。反応物のスラリーを脱水してケーキ状の樹脂粒子を得る。底に超音波発振機を取付けた5リットルの槽型容器に、純水3リットルと上記ケーキ状の樹脂粒子1 kgを入れ分散させスラリーを形成する。これに重曹10gを添加し攪拌しながら、周波数26 kHz、出力200 W の超音波を発振してスラリーを振動させる。これを常温から70°Cまで2時間かけて昇温し、70°Cで2時間放置したあと超音波の発振を止める。このスラリーを冷却したあと濾布袋に入れ30分間水洗し、乾燥して白色粉末状のポリビニルアセタール樹脂を得る。樹脂中の遊離酸は0.005重量%で極めて少なく、150 °Cで1時間加熱しても着色しない。
請求項(抜粋):
ポリビニルアルコールとアルデヒドとを酸触媒の存在下で反応させ、反応物のスラリーをアルカリで中和し、水洗と乾燥を行ってポリビニルアセタール樹脂を製造する方法において、反応物のスラリーを振動させながらアルカリで中和することを特徴とするポリビニルアセタール樹脂の製造方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平1-318009

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