特許

J-GLOBAL ID：200903077146781320

クラッチ摩擦板の特性試験装置

発明者： 橋本 洋之
出願人/特許権者： 株式会社 神崎高級工機製作所
代理人 (1件)： 河野 登夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-044425
公開番号（公開出願番号）：特開平7-253382
出願日： 1994年03月15日
公開日（公表日）： 1995年10月03日
要約：

【要約】 (修正有)【目的】 試験初期の滑り係合状態においてクラッチの出力側の回転速度を高精度に一定に維持でき、後続する係合強化に際しての初期及び境界条件の一定化により試験精度の向上を図り、信頼性の高い試験結果が得られるようにする。【構成】 クラッチC、トランスミッション12を経て出力軸13に取り出される軸トルクTc をトルク検出器15により、また、出力軸13の回転速度No を回転速度検出器17により検出する。また、エンジン10からクラッチCへの入力側の回転速度Ni を回転速度検出器16により検出し、更に、クラッチCの係合動作力を調圧弁18に付設された動作力検出器28により、クラッチCに与えられるクラッチ油圧Pc として検出する。

請求項（抜粋）：

回転駆動源からの入力を係断するクラッチの出力側を慣性体を介して試験負荷に連結し、該試験負荷による所定の負荷条件下にて前記クラッチの摩擦板間に滑り係合状態を得た後、前記負荷を解除すると共に前記クラッチの係合動作力を高めて前記慣性体を加速し、前記回転駆動源からの入力回転速度に達するまでの係合完了時間を測定し、この結果に基づいて前記摩擦板の耐久性を含む特性評価を行うクラッチ摩擦板の特性試験装置において、電気的な制御信号に応じて略線形の変位を生じ、前記クラッチの係合動作力を調節する調節手段と、前記クラッチの出力側の回転速度を検出する回転速度検出器と、この検出結果に対応する回転速度フィードバック信号に基づいて前記回転速度指令信号を補正し、前記調節手段の動作制御信号を出力するサーボアンプとを具備することを特徴とするクラッチ摩擦板の特性試験装置。