特許
J-GLOBAL ID:200903077161145074

吸収式冷凍サイクル装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-157511
公開番号(公開出願番号):特開平8-029001
出願日: 1994年07月08日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】 冷房運転中に、凍結や故障等により冷媒弁が開弁不能になっても、蒸発器の凍結や吸収液の晶析が防止できる吸収式冷凍サイクル装置の提供。【構成】 制御装置9は、冷房運転を実施中に、蒸発器4の温度が2°C以下になると3分間、冷媒弁321を開弁状態にし、3分経過しても蒸発器4の温度が4°C以上に上昇しない時は、冷媒弁321が開弁不能であるとし、冷暖切換弁150を開弁する稀釈運転を実施する。
請求項(抜粋):
低濃度吸収液が入れられ加熱源により加熱される加熱室を有し、低濃度吸収液中の冷媒を気化させて中濃度吸収液と冷媒とに分離する高温再生器と、該高温再生器を内包し、凝縮熱により中濃度吸収液中の冷媒を気化させ、高濃度吸収液と冷媒とに分離する低温再生器と、冷却を行って気化冷媒を液化させる凝縮器と、液化冷媒を減圧下で蒸発させる蒸発器と、配管中に冷媒弁を配設し、前記凝縮器で液化した液化冷媒を前記蒸発器に導く液化冷媒配管と、蒸発器で蒸発した気化冷媒を、前記低温再生器により分離された高濃度吸収液に吸収させる吸収器と、該吸収器から前記加熱室へ低濃度吸収液を移送する吸収液ポンプと、前記吸収器内の低濃度吸収液と、高温再生器内の中濃度吸収液との混合を司さどる冷暖切換弁と、前記加熱源、前記吸収液ポンプ、前記冷媒弁、及び冷暖切換弁を制御する制御器とを備え、前記加熱源及び前記吸収液ポンプを作動状態、前記冷暖切換弁を閉弁状態にして冷房運転を実施中に、前記制御器が前記冷媒弁の開弁不能を検知すると、前記制御器は、前記冷暖切換弁を開弁して稀釈運転を実施する吸収式冷凍サイクル装置。

前のページに戻る