特許
J-GLOBAL ID:200903077184764995

二酸化ウラン焼結ペレットの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須田 正義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-269456
公開番号(公開出願番号):特開平6-094875
出願日: 1992年09月11日
公開日(公表日): 1994年04月08日
要約:
【要約】【目的】 遊離の酸を含有するウラニル溶液から活性度の極めて高いUO2粉末を製造し、この粉末から焼結密度が理論密度に近くしかも結晶粒径が大きく核燃料の高燃焼度用に適するUO2焼結ペレットを簡略な方法で製造する。【構成】 遊離の酸を含有するウラニル溶液からUO2焼結ペレットを製造する方法に関し、ウラニル溶液に遊離の酸を消費するのに十分な量のUO3又はU3O8のいずれか又は双方を添加して反応させた後、固液分離して遊離の酸を含有しないウラニル溶液を作製する。このウラニル溶液にH2O2を添加して過酸化ウラン(UPO)水和物を生成し沈殿させた後、固液分離して沈殿物を回収する。回収した沈殿物を乾燥させた後、UPO水和物を還元雰囲気中で焙焼還元してUO2に変換し、得られたUO2の粉末を成形した後、焼結してUO2焼結ペレットに加工する。
請求項(抜粋):
遊離の酸を含有するウラニル溶液から二酸化ウラン粉末を製造し、前記粉末から二酸化ウラン焼結ペレットを製造する方法において、(1) 前記ウラニル溶液に前記遊離の酸を消費するのに十分な量の三酸化ウラン(UO3)又は八酸化三ウラン(U3O8)のいずれか又は双方を添加して反応させた後、前記反応生成液から固相を分離して前記遊離の酸を含有しないウラニル溶液を作製する工程と、(2) 前記工程(1)で作製したウラニル溶液に過酸化水素水を添加して過酸化ウラン水和物を沈殿させた後、前記水和物が沈殿した液から液相を分離して前記過酸化ウラン水和物を回収する工程と、(3) 前記工程(2)で回収した過酸化ウラン水和物を乾燥させた後、前記過酸化ウラン水和物を還元雰囲気中で焙焼還元して二酸化ウラン(UO2)に変換する工程と、(4) 前記工程(3)で得られた二酸化ウランの粉末を成形した後、焼結して二酸化ウランの焼結ペレットに加工する工程とを含むことを特徴とする二酸化ウラン焼結ペレットの製造方法。
IPC (3件):
G21C 3/62 ,  C01G 43/025 ,  G21C 21/02

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