特許
J-GLOBAL ID:200903077237224114

真空または低圧環境下で液体の操作及び観察を可能にする方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-162473
公開番号(公開出願番号):特開2006-313138
出願日: 2005年06月02日
公開日(公表日): 2006年11月16日
要約:
【課題】 液体環境を提供できる真空または低圧環境下で液体の操作及び観察を可能にする方法及び装置を提供する。【解決手段】 ケース11と、複数の隔離板12によりケース11の内部を分割して形成される液体室14と、液体室14の外部に形成される少なくとも一つの蒸気室16と、蒸気室16の外部に形成される少なくとも一つの緩衝室18と、液体室14の頂面と底面との間の隔離板12に位置付けられる蒸気孔141と、隔離板12に形成されて蒸気孔141の上方と下方に位置付けられる二つの内孔161と、ケース11の頂面と底面に位置付けられる外孔111とを備える。液体室14は内部が液体試料により充填され、蒸気孔141と内孔161と外孔111とは同軸に位置し、ケース11は蒸気室16に対応する送気孔162と緩衝室18に対応する抽気孔182とを有する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
ケースを用意し、ケースの内部を複数の隔離板により分割して液体室を形成し、液体室の外部に少なくとも一つの蒸気室を形成し、蒸気室の外部に少なくとも一つの緩衝室を形成し、液体室は内部が液体試料により充填され、液体室の頂面と底面の隔離板には別々に蒸気孔を設け、蒸気室と緩衝室との間の隔離板には蒸気孔の上方と下方に位置する二つの内孔を設け、ケースの頂面と底面には別々に外孔を設けて、蒸気孔を内孔と外孔とともに同軸に位置させ、ケースには蒸気室に対応する送気孔と緩衝室に対応する抽気孔とを設けるステップa)と、 ケースを真空または低圧環境に配置して液体室と蒸気室と緩衝室の温度を同じ温度に制御するステップb)と、 送気孔により蒸気室に蒸気を注入し、蒸気室内の蒸気圧力と液体室の同じ温度の飽和蒸気圧とを一致させるように制御することで、液体室内の液体を蒸気孔から揮発させることを抑制し、即ち、液体室内の液体を減少させずに定量に維持すると同時に蒸気室内の蒸気を内孔から緩衝室へ徐々に拡散させるステップc)と、 所定の速度で抽気孔から緩衝室の気体を抽出することで、内孔から緩衝室へ拡散した蒸気を外孔からケースの外部へ拡散させないように抽出するステップd)と、 を含むことにより、真空または低圧環境下で液体を操作する効果を達成することが可能であることを特徴とする真空または低圧環境下で液体の操作及び観察を可能にする方法。
IPC (3件):
G01N 1/00 ,  H01J 37/20 ,  G01N 1/28
FI (3件):
G01N1/00 101G ,  H01J37/20 A ,  G01N1/28 F
Fターム (9件):
2G052CA04 ,  2G052CA11 ,  2G052DA21 ,  2G052GA31 ,  2G052HC22 ,  2G052HC25 ,  5C001AA01 ,  5C001BB03 ,  5C001CC03
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-088130
引用文献:
審査官引用 (3件)

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