特許
J-GLOBAL ID:200903077293523302

ナゲット膨脹量の推定方法および溶接方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八田 幹雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-246059
公開番号(公開出願番号):特開2001-071151
出願日: 1999年08月31日
公開日(公表日): 2001年03月21日
要約:
【要約】【課題】 アクチュエータの移動量を計測することだけで、正確にナゲットの膨脹量を推定する方法を提供する。【解決手段】 アクチュエータの発生力を徐々に上げ、アクチュエータの動き出した時点の発生力を、摩擦力Fdとし、所定の発生力Fとなるまで上げて、電極チップが加圧点に達するまでの間のアクチュエータの移動速度dx/dt(ただしXはアクチュエータの移動量)を算出し、粘性摩擦係数の推定値DaをDa=(F-Fd)/(dx/dt(max))により求め、定速状態となった移動速度dx/dt(max)と、粘性摩擦係数の推定値Daを用いて、質量の推定値MaをMa=Da×t1(t1は予め決められた時間)により求め、溶接開始後、アクチュエータの移動量Xを計測し、ナゲットの膨脹量XnをXn=X-(F-M・d2 x/dt2 -D・dx/dt-Fd)/k(kは溶接ガンアームのばね係数である)により求めることを特徴とする溶接時ナゲット膨脹量の推定方法。
請求項(抜粋):
アクチュエータにより溶接ガンアーム先端に取り付けられた電極チップを移動し、該電極チップにより被溶接部材を加圧して溶接を行う際のナゲット膨脹量の推定方法であって、前記アクチュエータの発生力を徐々に上げて行き、アクチュエータの動き出した時点の前記アクチュエータの発生力を、前記アクチュエータによって動作する可動部の摩擦力Fdとして求める段階と、前記アクチュエータの発生力を所定の発生力Fとなるまで上げて、前記電極チップが被溶接部材に達するまでの間の前記アクチュエータの移動速度dx/dt(ただし、Xはアクチュエータの移動量、tは時間)を求める段階と、前記アクチュエータの移動速度から、移動速度が定速状態となった速度dx/dt(max)を抽出し、該抽出した速度から下記(1)式により前記可動部の粘性摩擦係数の推定値Daを算出する段階と、 Da=(F-Fd)/(dx/dt(max)) ...(1)前記移動速度が定速状態となった速度dx/dt(max)と、前記粘性摩擦係数の推定値Daを用いて、下記(2)式により前記可動部の質量の推定値Maを算出する段階と、Ma=Da×t1 ...(2)(ただし、式中、t1はdx/dt(max)に達するまでの間の予め決められた時間)溶接開始後、前記アクチュエータの移動量Xを計測し、該計測されたアクチュエータの移動量X、前記摩擦力Fd、前記粘性摩擦係数の推定値Da、および前記質量の推定値Maを用いて下記(3)式からナゲットの膨脹量Xnを推定する段階と、 Xn=X-(F-Ma・d2 x/dt2 -Da・dx/dt-Fd)/k ...(3)(ただし、式中、kは前記溶接ガンアームのばね係数である)を有することを特徴とする溶接時ナゲット膨脹量の推定方法。
IPC (2件):
B23K 11/24 338 ,  B23K 11/25 513
FI (2件):
B23K 11/24 338 ,  B23K 11/25 513

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