特許
J-GLOBAL ID:200903077312761210
GTOサイリスタの過電流保護装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-266703
公開番号(公開出願番号):特開平7-123584
出願日: 1993年10月26日
公開日(公表日): 1995年05月12日
要約:
【要約】【目的】過電流の発生の有無を判定する条件の設定を適切にして、 GTOサイリスタが使用された半導体装置が高頻度に運転停止したり価格上昇することのないようにする。【構成】 GTOサイリスタ1に流れる電流を直流電流測定器2で測定して電流信号を出力し、微分回路3によって電流信号の時間微分値を演算して電流微分信号を出力し、これらの信号を判定回路4に入力して GTOサイリスタ1をオフするか否かの判定を行い、オフすると判定したときにオフ指令信号を出力し光伝送路5を介してゲートドライブ回路11に送る。 GTOサイリスタはオフ指令信号が発せられた後遅れ時間(Td )だけ遅れた時点で実際にオフするので、判定手段4では、電流信号と電流微分信号を基に、遅れ時間(Td ) を考慮してGTO サイリスタ1がオフする筈の時点での電流を予測し、その予測値が GTOサイリスタの可制御オン電流最大値を越えるとき GTOサイリスタをオフすべきと判定する。
請求項(抜粋):
オン又はオフ指令信号を基にゲートドライブ回路が出力するゲートパルスによってオン・オフが制御される GTOサイリスタの過電流保護装置において、GTOサイリスタに流れる電流を測定して電流信号を出力する電流測定手段、電流信号からその時間微分値を演算して電流微分信号を出力する微分演算手段及び電流信号と電流微分信号とが入力されて GTOサイリスタをオフするか否かの判定を行いオフすると判定したときにオフ指令信号を出力する判定手段を備え、判定手段が、電流信号と電流微分信号を基に、オフ指令信号が発せられたとしたときに遅れ時間だけ遅れて GTOサイリスタがオフされる時点の電流の予測値を演算により求め、この電流予測値があらかじめ設定された判定値を越えるとき、GTO サイリスタをオフすると判定することを特徴とする GTOサイリスタの過電流保護装置。
IPC (2件):
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