特許
J-GLOBAL ID:200903077328239050

ロックアップクラッチ付き流体伝動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 落合 健 ,  仁木 一明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-190179
公開番号(公開出願番号):特開2004-036634
出願日: 2002年06月28日
公開日(公表日): 2004年02月05日
要約:
【課題】流体伝動装置において,簡単な構成でロックアップクラッチの接続応答性の向上を図る。【解決手段】ポンプインペラ2に連設されるサイドカバー5とタービンランナ3の外側面との間に画成されるクラッチ室22を,タービンランナ3に連結されるクラッチピストン19により内側油室23と外側油室24とに区画される流体伝動装置において,タービンランナ3及びクラッチピストン19間に,クラッチピストン19が非作動位置を占めるとき,内側油室23を半径方向内方の1次内側油室23aと半径方向外方の2次内側油室23bとに区画しつゝタービンランナ3及びクラッチピストン19間を離反させる方向に弾発力を発揮する弾性隔壁部材25を配設し,クランクピストン19を作動方向に押圧すべくロックアップ制御手段42を作動したときは,1次内側油室23a及び2次内側油室23bを,その順序で外側油室24に対して昇圧させる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
ポンプインペラ(2)と,このポンプインペラ(2)との間に循環回路(6)を画成するタービンランナ(3)と,ポンプインペラ(2)に連設され,タービンランナ(3)の外側面との間に循環回路(6)の外周部と連通するクラッチ室(22)を画成するサイドカバー(5)と,前記クラッチ室(22)に配設され,サイドカバー(5)及びタービンランナ(3)間を直結し得るロックアップクラッチ(L)とを備え,そのロックアップクラッチ(L)を,タービンランナ(3)に軸方向移動可能に連結されて前記クラッチ室(22)をタービンランナ(3)側の内側油室(23)とサイドカバー(5)側の外側油室(24)との区画するクラッチピストン(19)と,このクラッチピストン(19)をサイドカバー(5)内側面に対して進退させるべく内側油室(23)及び外側油室(24)間に差圧を発生させるロックアップ制御手段(42)と,クラッチピストン(19)がサイドカバー(5)内側面側に押圧されたとき,クラッチピストン(19)及びサイドカバー(5)間を摩擦係合させる摩擦係合手段(5b,28)とで構成した,ロックアップクラッチ付き流体伝動装置において,前記タービンランナ(3)及びクラッチピストン(19)間に,クラッチピストン(19)が少なくとも摩擦係合手段(5b,28)を非作動にする後退位置を占めるとき,前記内側油室(23)を半径方向内方の1次内側油室(23a)と半径方向外方の2次内側油室(23b)とに区画しつゝタービンランナ(3)及びクラッチピストン(19)間を離反させる方向に弾発力を発揮する弾性隔壁部材(25)を配設し,前記クラッチピストン(19)を摩擦係合手段(5b,28)の作動方向に押圧すべくロックアップ制御手段(42)を作動したときは,前記1次内側油室(23a)及び2次内側油室(23b)を,その順序で前記外側油室(24)に対して昇圧させることを特徴とする,ロックアップクラッチ付き流体伝動装置。
IPC (1件):
F16H45/02
FI (1件):
F16H45/02 X

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