特許
J-GLOBAL ID:200903077400677326

油圧パワーステアリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 根本 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-058558
公開番号(公開出願番号):特開平9-226612
出願日: 1996年02月20日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【課題】停車時や低速での旋回時に円滑な操舵フィーリングが得られ、高速や中速での直進走行時に操舵に対する充分な剛性感を得られる油圧パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】操舵抵抗と操舵方向に応じた第1、第2バルブ部材31、32の相対回転により、両バルブ部材31、32の内外周の凹部50a、50b、50c、51a、51b、51cの軸方向に沿う縁の間の、閉鎖角度が互いに異なる2種類の絞り部A′、B′、C′、D′、A、B、C、Dの流路面積を変化させ、操舵補助力発生用油圧アクチュエータ20を制御する。両バルブ部材31、32の相対回転軸を中心とする一円周上において、各第1バルブ部材側凹部の周方向寸法を、第2の組に属する絞り部の間でS1、第1の組に属する絞り部の間でS2、第2バルブ部材側凹部の間の各凸部の周方向寸法を、その第2の組に属する絞り部の間でS3、その第1の組に属する絞り部の間でS4として、S1-S3>S2-S4とする。
請求項(抜粋):
操舵補助力発生用油圧アクチュエータと油圧制御バルブとを備え、その制御バルブは、筒状の第1バルブ部材と、この第1バルブ部材に操舵抵抗に応じて相対回転可能に挿入される第2バルブ部材とを有し、その第1バルブ部材の内周に複数の凹部が互いに周方向の間隔をおいて形成され、その第2バルブ部材の外周に複数の凹部が互いに周方向の間隔をおいて形成され、その第1バルブ部材に形成された凹部の軸方向に沿う縁と第2バルブ部材に形成された凹部の軸方向に沿う縁との間が絞り部とされ、各絞り部は、操舵方向と操舵抵抗に応じた操舵補助力を付与できるように、ポンプとタンクと操舵補助力発生用油圧アクチュエータとを接続する油路に配置され、各絞り部は第1の組と第2の組とに組分けされ、第2の組に属する絞り部の閉鎖角度が第1の組に属する絞り部の閉鎖角度よりも大きくなるように、第1バルブ部材側凹部の軸方向縁と第2バルブ部材側凹部の軸方向縁との少なくとも一方の縁が面取り部とされ、第2の組に属する絞り部とタンクとの間の油路に、運転条件に応じ自身の絞り部の流路面積を変化させる可変絞り弁が設けられている油圧パワーステアリング装置において、前記両バルブ部材の相対回転軸を中心とする一円周上において、前記面取り部以外での各第1バルブ部材側凹部の周方向寸法を、その第2の組に属する絞り部の間ではS1とし、その第1の組に属する絞り部の間ではS2とし、上記両バルブ部材の相対回転軸を中心とする一円周上において、前記面取り部以外での第2バルブ部材側凹部の間の各凸部の周方向寸法を、その第2の組に属する絞り部の間ではS3、その第1の組に属する絞り部の間ではS4として、S1-S3>S2-S4とされていることを特徴とする油圧パワーステアリング装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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