特許
J-GLOBAL ID:200903077428904786

光学活性3-アミノ-3-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸およびそのエステルの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-115254
公開番号(公開出願番号):特開2002-308841
出願日: 2001年04月13日
公開日(公表日): 2002年10月23日
要約:
【要約】【課題】 医薬品中間体、特にインテグリン受容体阻害剤として有用な光学活性3-アミノ-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸およびそのエステルを簡便、かつ効率的に製造する方法を提供する。【解決手段】 3-(2-ヒドロキシアリール)-3-オキソプロピオン酸あるいはそのエステルを光学活性な2-アミノ-2-置換アリールフェニルエタン化合物からa)イミノ化あるいはエナミノ化、b)立体選択的還元、c)窒素上置換基の脱離、d)加水分解あるいはエステル交換の4工程で製造する。
請求項(抜粋):
(a)下記式(1);【化1】(式中R1は2-ヒドロキシアリール基を表わす。R2は水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基を表わす)で表わされる3-(2-ヒドロキシアリール)-3-オキソプロピオン酸またはそのエステルを、下記式(2);【化2】(式中R3、R4はそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルキルオキシ基を表わす。*は不斉炭素中心を表わす。)で表わされる光学活性2-アミノ-2-置換フェニルエタン化合物と反応させることにより下記式(3);【化3】(式中R1、R2、R3、R4、*は前記に同じ)で表わされるイミン化合物、および/または下記式(4);【化4】(式中R1、R2、R3、R4、*は前記に同じ)で表わされるエナミン化合物を製造し、(b)ついでカルボン酸共存下、水素化金属化合物で還元することにより下記式(5);【化5】(式中R1、R2、R3、R4、*は前記に同じ)で表わされる光学活性3-(1-アリールエチルアミノ-3-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸誘導体に導き、(c)該化合物(5)をカルボン酸で処理することにより下記式(6);【化6】(式中R1、R2、*は前記に同じ)で表わされる光学活性3-アミノ-3-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸誘導体へ導き、さらに必要に応じ塩化チオニルあるいは酸存在下、R5OH(式中、R5はアルキル基またはアラルキル基を表わす)で表わされるアルコールでエステル化またはエステル交換することにより、一般式(7);【化7】(式中R1、R5、*は前記に同じ)で表わされる光学活性3-アミノ-3-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸エステルに導く、または、(d)前記式(5)で表わされる化合物を加水分解することにより下記式(8);【化8】(式中R1、R3、R4、*は前記に同じ)で表わされる光学活性3-(1-アリールエチルアミノ)-3-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸に変換した後、カルボン酸で処理することにより下記式(9);【化9】(式中、R1、*は前記に同じ)で表わされる光学活性3-アミノ-3-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸へ導き、さらに必要に応じ塩化チオニルあるいは酸存在下、R5OH(式中、R5はアルキル基またはアラルキル基を表わす)で表わされるアルコールでエステル化することにより前記式(7)で表わされる光学活性3-アミノ-3-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸エステルに導くことを特徴とする、光学活性3-アミノ-3-(2-ヒドロキシアリール)プロピオン酸またはそのエステルの製造法。
IPC (5件):
C07C227/18 ,  C07B 61/00 300 ,  C07C229/34 ,  C07C303/32 ,  C07C309/30
FI (5件):
C07C227/18 ,  C07B 61/00 300 ,  C07C229/34 ,  C07C303/32 ,  C07C309/30
Fターム (23件):
4H006AA02 ,  4H006AC11 ,  4H006AC46 ,  4H006AC48 ,  4H006AC52 ,  4H006AC59 ,  4H006AC61 ,  4H006AC81 ,  4H006BA50 ,  4H006BA52 ,  4H006BA66 ,  4H006BD70 ,  4H006BE01 ,  4H006BE22 ,  4H006BE23 ,  4H006BE60 ,  4H006BJ50 ,  4H006BM30 ,  4H006BN30 ,  4H039CA12 ,  4H039CA71 ,  4H039CF10 ,  4H039CF40

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