特許
J-GLOBAL ID:200903077450396077

硝酸を使わずにステンレス鋼を酸洗いし不動態化する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平木 祐輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-272119
公開番号(公開出願番号):特開平9-241874
出願日: 1996年10月15日
公開日(公表日): 1997年09月16日
要約:
【要約】【課題】 硝酸を使わずにステンレス鋼を酸洗いし不動態化する方法を提供する。【解決手段】 処理すべき材料を、30°C〜70°Cに維持した、a)H2 SO4 ;b)Fe3+;c)HF;d)乳化剤、湿潤剤、研磨剤、酸腐食防止剤;を含む浴中に配置し、浴を空気流で攪拌し、さらに酸化還元電位を最低250 mVに維持するよう調節された分量の酸化剤を浴に連続供給する。【効果】 泥とスラッジの生成が最小限に抑えられ、自動制御が可能であり、既存の商業プラントに応用できる。
請求項(抜粋):
クロムを含有するステンレス鋼を酸洗いする方法であって、処理すべき材料を30°C〜70°C、好ましくは45°C〜55°C、の温度に維持した下記の組成:a)H2 SO4 30〜150 g/lb)Fe3+ 少なくとも15 g/l、好ましくは少なくとも30 g/lc)HF 5〜50 g/ld)添加剤(乳化剤、湿潤剤、研磨剤)および酸腐食防止剤 約1g/lを有する浴中に配置し、前記の浴を連続空気流または同等の攪拌手段による攪拌下に維持し、浴中の最適濃度レベルおよび2.5 より高くない浴pHを確保する量の成分a)、c)およびd)、さらに浴の酸化還元電位を少なくとも200 mVに維持する量の酸化剤を連続的または定期的に浴中に供給し、そして前記の酸化剤が下記のクラスの化合物:- 酸化された含塩素酸およびその塩- 過酸化された酸、例えば過硫酸塩- 過マンガン酸アルカリから選ばれたものであることを特徴とする方法。

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