特許
J-GLOBAL ID:200903077458677580

両性中空重合体粒子、その製造方法、および該粒子を用いた紙塗工用組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 幸男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-096755
公開番号(公開出願番号):特開平10-279639
出願日: 1997年03月31日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 良好な不透明度、白色度を示し、吸水性やインク転移性などの印刷適性に優れ、しかも、製造時の重合安定性がよく、品質も一様であって、紙塗工用組成物として有用な両性中空重合体粒子を提供する。【解決手段】 (1)酸性基含有単量体を含む共重合体からなる芯重合体、(2)該芯重合体を包囲する中間層重合体、(3)該中間層重合体を包囲する外層重合体の少なくとも3層からなる多層構造を有し、かつ、芯重合体中の酸性基の中和によって形成されたボイドを有し、さらに、重合後に、pH3〜8の範囲でカチオン性を示す反応基が導入されてなる両性中空重合体粒子。
請求項(抜粋):
(1)酸性基含有単量体10〜50重量%およびこれと共重合可能なモノエチレン系不飽和単量体90〜50重量%とを共重合してなる芯重合体、(2)モノエチレン系不飽和単量体を単独重合するか、または、該単量体88重量%以上と酸性基含有単量体12重量%以下とを共重合することによって形成された、実質的に上記芯重合体を包囲する少なくとも1層の中間層重合体、(3)モノエチレン系不飽和単量体を単独重合するか、または該単量体97重量%以上と酸性基含有単量体3重量%以下とを共重合することによって形成された、実質的に上記中間層重合体を包囲する外層重合体からなる少なくとも3層構造を有し、かつ、芯重合体に含まれる酸性基の少なくとも一部が中和されることによって形成された少なくとも一つのボイドを有する中空重合体粒子であって、pH3〜8の範囲でカチオン性を示す官能基を粒子表面に含有することを特徴とする両性中空重合体粒子。
IPC (4件):
C08F265/02 ,  C08F285/00 ,  C09D151/06 ,  D21H 19/38
FI (4件):
C08F265/02 ,  C08F285/00 ,  C09D151/06 ,  D21H 1/22 B

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