特許
J-GLOBAL ID:200903077496968679

溶融めっき鋼板の幅方向目付制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢葺 知之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-122674
公開番号(公開出願番号):特開平8-041617
出願日: 1995年05月22日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【目的】 (1) ロール巻き付け角とC反り量の関係式を用いて最適浴中ロール位置を算出する、(2) 板幅方向走査式付着量計から鋼板形状を推定し、C反り量の関係式から反りを最小にする最適浴中ロール位置を算出する、(3) スナウト内鋼板反り量を検出し、ノズル位置の鋼板反りをC反り量の関係式から予測し、予測反りを平坦にする最適浴中ロール位置を算出する、ことを特徴とする幅方向目付制御方法を提供すること。【構成】 鋼板15においてスナウト内形状反り量を検出するC反り検出器とめっき付着量測定装置と連続形状を求める形状演算装置及びスナウト内反り量からノズル位置での反り量を予測したり、最適浴中ロール位置を算出する形状制御演算装置とその結果に基づき浴中ロールを駆動させる駆動装置から構成され、これらにより鋼板の幅方向のめっき目付ばらつきを最小にする。
請求項(抜粋):
ホットブライドルロールから溶融めっき浴中のシンクロールやサポートロールを介して走行するめっき鋼板の幅方向目付制御方法において、ロール配置より幾何学的に第(1)式を用いて、各ロール間でθを算出し、i番目のロールでの鋼板の巻き付き角Θを第(4)式より求め、i番目のロールでの巻き付き角と各ロール出側のC反り量を関係を示す第(5)式より、シンクロールの移動量と下方サポートロールの移動量の和をPshift として各ロールでのC反り量の関係式(6)式のように、Pshift の関数として得られ、ΔC=0になるPshift を算出する形状制御演算装置と算出されたPshift に基づきシンクロールを移動させる駆動装置を用いて、プリセットを行い、鋼板の平坦度を高精度に制御して鋼板の幅方向の目付ばらつきを最小にすることを特徴とする溶融めっき鋼板の幅方向目付制御方法。 θi =cos -1(A/B) ........................(1)ただし、 A=Hi ×〔Hi 2 +Di 2 -(di +di+1 )(Di +a)-a2 1/2 +(1/4)×(di +di+1 -2Di )×(di +di+1 +2a)...(2) B=Hi 2 +(1/4)×(di +di+1 -2Di )2 ...............(3)Hi :i番目のロールとi+1番目のロールの中心間距離Di :i番目のロールとi+1番目のロールのロールラップ量di :i番目のロールのロール径di+1 :i+1番目のロールのロール径a :板厚 Θi i-1 i ........................(4) ΔCi =(A1 Θi +A2 T/YP Θi +A3 a/Θi +A4 YP /a) +(A5 YP Θi +A6 a2 i +A7 a/Θi +A8 aYP +A9 a2 +A10)ΔCi-1 +A11 ........................(5)ただし、ΔCi :i番目のロール出側でのC反り量(mm)ΔCi-1 :i-1番目のロール出側でのC反り量(mm)Θi :i番目のロールの巻き付き角(deg)T :張力(kg/mm2 )YP :降伏応力(kg/m2 )A1 からA11:定数 ΔC=Q(Pshift ) ........................(6)
IPC (3件):
C23C 2/20 ,  B21B 39/00 ,  B21B 39/14

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