特許
J-GLOBAL ID:200903077499066668

冷凍サイクル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-113836
公開番号(公開出願番号):特開平11-304269
出願日: 1998年04月23日
公開日(公表日): 1999年11月05日
要約:
【要約】【課題】 低圧側膨張弁6に流入する冷媒でのフラッシュ蒸気に起因するハンチング現象を、熱交換器等の追加なしで、簡潔な構成でもって良好に抑制する。【解決手段】 膨張過程を高圧側膨張弁4と低圧側膨張弁6により、2段階に分けて行うとともに、高圧側膨張手段4と低圧側膨張手段6との間に気液分離器5を設ける2段圧縮冷凍サイクルにおいて、低圧側膨張弁6を、気液分離器5側の中間圧力と蒸発器7側の低圧圧力との差をほぼ一定とする定差圧弁により構成する。定差圧弁では弁前後の差圧を制御する構成のため、流入冷媒の密度が変化しても弁前後の圧力差は変化しない。その結果、流入する冷媒にフラッシュ蒸気が混入してもサイクルバランスが変わらないため、ハンチングを防止できる。
請求項(抜粋):
圧縮機(1、101、102)、放熱器(2)、膨張手段(4、6)、蒸発器(7)からなる蒸気圧縮式冷凍サイクルのうち、膨張過程を高圧側膨張手段(4)と低圧側膨張手段(6)により、2段階に分けて行うとともに、前記高圧側膨張手段(4)と前記低圧側膨張手段(6)との間に気液分離器(5)を設け、前記圧縮機(1、101、102)に、蒸発器(7)出口側の冷媒を吸入し圧縮する低段側圧縮部(1b、101)と、この低段側圧縮部(1b、101)から吐出された冷媒および前記気液分離器(5)で分離されたガス冷媒を圧縮する高段側圧縮部(1c、102)とを備える2段圧縮冷凍サイクルであって、前記低圧側膨張手段(6)を、前記気液分離器(5)側の中間圧力と前記蒸発器(7)側の低圧圧力との差をほぼ一定とする定差圧弁により構成したことを特徴とする冷凍サイクル。

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