特許
J-GLOBAL ID:200903077501059550

液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-160167
公開番号(公開出願番号):特開平6-344894
出願日: 1993年06月04日
公開日(公表日): 1994年12月20日
要約:
【要約】【目的】 アキュムレータを有さない液圧源の液圧を制御してホイールシリンダに供給する形式の液圧ブレーキ装置において、効き遅れを防止する。【構成】 ポンプ91とリヤホイールシリンダ34,36との間に液圧制御弁42,44を設け、ポンプ吐出圧をマスタシリンダ圧のa倍(a≧1)に制御する。液圧制御弁42,44とポンプ91とマスタシリンダ12との間にチェンジバルブ160を設け、これをポンプ91からの供給液量の不足時にマスタシリンダ12からのブレーキ液をも液圧制御弁42,44に供給し得るものとする。ブレーキペダル10の急操作時に、ポンプ91からの供給液量が不足しても液圧制御弁42,44およびリヤホイールシリンダ34,36への供給液量は不足せず、ブレーキの効き遅れを防止できる。チェンジバルブを液圧制御弁とホイールシリンダとの間に設けてもよい。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作部材の操作力に応じた液圧を加圧室に発生させるマスタシリンダと、ホイールシリンダに液圧が供給されることにより作動して車輪の回転を抑制するブレーキと、前記ブレーキ操作部材の急操作時にその急操作に応じた勾配で前記ホイールシリンダの液圧を上昇させるに必要なブレーキ液流量より小さい吐出容量のポンプを有し、アキュムレータを有さない液圧源と、その液圧源と前記ホイールシリンダとを接続する主液通路と、その主液通路に設けられ、前記液圧源の液圧を前記ブレーキ操作部材の操作量に応じた高さに制御する液圧制御弁と、前記主液通路に設けられるとともに前記マスタシリンダの加圧室に接続され、前記液圧源の液圧が前記マスタシリンダの液圧より高い状態では、主液通路の自身より上流側の部分から供給されるブレーキ液の量に1対1に対応する量のブレーキ液を主液通路の自身より下流側の部分に供給し、液圧源の液圧がマスタシリンダの液圧より低くなった場合には、少なくともマスタシリンダから供給されるブレーキ液の量に1対1に対応する量のブレーキ液を前記下流側の部分へ供給するブレーキ液供給制御装置とを含むことを特徴とする液圧ブレーキ装置。

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