特許
J-GLOBAL ID:200903077502229620

アクリル系熱可塑性樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-297015
公開番号(公開出願番号):特開平7-149994
出願日: 1993年11月26日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【目的】 全光線透過率や曇価の温度依存性が少なく、耐衝撃性および耐溶剤性に優れた成形物を得ることができるアクリル系熱可塑性樹脂組成物を得ること。【構成】 メチルメタクリレートを主成分とする重合体と、特定のラテックス粒子径を持つ、特定構造のアクリル系多層構造重合体とからなる熱可塑性樹脂組成物。
請求項(抜粋):
下記に示される多層構造重合体〔I〕99〜1重量部と重合体〔II〕1〜99重量部とからなるアクリル系熱可塑性樹脂組成物。多層構造重合体〔I〕(A)51〜100重量部の炭素数4以下のアルキル基を有するアルキルメタクリレート0.1〜49重量部の炭素数8以下のアルキル基を有するアルキルアクリレート0.1〜25重量部の芳香族系ビニル単量体0.1〜10重量部の多官能性単量体0〜5重量部のグラフト交叉剤とを重合して得られた、ガラス転位温度(以下Tgと略称する)が少なくとも10°C以上であり、重合体〔I〕に占める量が2〜35重量%である最内層重合体(A)(B)60〜100重量部の炭素数8以下のアルキル基を有するアルキルアクリレート0.1〜40重量部の芳香族系ビニル単量体0.1〜10重量部の多官能性単量体0〜20重量部の共重合可能な二重結合を有する単量体0.1〜5重量部のグラフト交叉剤とを重合して得られたTgが0°C以下であり、重量部〔I〕に占める量が5〜60重量%である第1中間層重合体(B)(C)20〜90重量部の炭素数4以下のアルキル基を有するアルキルメタクリレート80〜10重量部の炭素数8以下のアルキル基を有するアルキルアクリレート0.1〜25重量部の芳香族ビニル単量体0.1〜5重量部のグラフト交叉剤とを重合して得られた、重合体〔I〕に占める量が2〜20重量%である第2中間層重合体(C)(D)51〜100重量部の炭素数4以下のアルキル基を有するアルキルメタクリレート0.1〜49重量部の炭素数8以下のアルキル基を有するアルキルアクリレート0.1〜25重量部の芳香族ビニル単量体とを重合して得られたTgが50°C以上であり、重合体〔I〕に占める量が10〜80重量%である最外層重合体(D)を基本構造単位とし、中心から最内層重合体(A)、第1中間層重合体(B)、第2中間層重合体(C)そして最外層重合体(D)の順に配置されており、かつ第2中間層重合体(C)段階でのラテックス粒子径が0.03〜0.2μmである多層構造重合体〔I〕。重合体〔II〕はメチルメタクリレートを主成分とする重合体。
IPC (2件):
C08L 51/00 LLE ,  C08L 33/12 LJC

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