特許
J-GLOBAL ID:200903077528320480

タンク一体型ワンピース便器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-319098
公開番号(公開出願番号):特開平8-151671
出願日: 1994年11月28日
公開日(公表日): 1996年06月11日
要約:
【要約】【目的】洗浄水の消費量が少なく且つ洗浄音の静かなタンク一体型ワンピース便器を提供する。【構成】便器本体12に旋回孔38とジェット孔60とリム通水路20及びリム射水孔22を設ける。一方タンク16の内部に水道管44と直結する給水管46を設け、その給水管上に開閉弁48、第一切替弁72、第二切替弁62を設ける。そして第二切替弁62の部位からリム連絡路56とジェット孔連絡路58とを分岐して延び出させてそれぞれをリム通水路20及びジェット孔60に連絡させる。また第一切替弁72の部位からタンク吐水口70を延び出させる。そして便器洗浄開始時にはタンク16内の水を旋回孔38から噴出させて旋回流を生ぜしめるとともにリム射水孔22から射水し、その後第二切替弁62の切替えにより水道水をジェット孔60から噴射させる。
請求項(抜粋):
(イ)便器本体と(ロ)該便器本体の後部に該便器本体と一体に形成され、便器洗浄水を内部に貯えるタンクと(ハ)該便器本体における便鉢の内側面で開口し、該開口からの噴出水によって該便鉢内で旋回流を生成させる旋回孔と(ニ)該便器本体の上端周縁部のリムに沿ってその内部に形成されたリム通水路、及び該リム通水路に連通する状態で該リムに設けられ、開口より前記便鉢内に洗浄水を射水するリム射水孔と(ホ)前記便鉢底部の排水用開口に続いて設けられたトラップ部における排水通路内に水道水を噴射してサイホン作用を助勢するジェット孔と(ヘ)前記タンクの排水口と前記旋回孔とを連絡し、該タンク内の洗浄水を該旋回孔に導く旋回孔連絡路と(ト)水道管に連結された給水管より分岐し、該給水管と前記リム通水路とを連絡するリム連絡路と(チ)該給水管の該リム連絡路と同じ部位より分岐して該給水管と前記ジェット孔とを連絡するジェット孔連絡路と(リ)それらリム連絡路及びジェット孔連絡路の分岐部位より上流側において該給水管上に設けられ、前記タンク内の洗浄水の排出に従って該給水管内の通路を開放する一方、満水時に該通路を閉じる開閉弁と(ヌ)前記リム連絡路及びジェット孔連絡路の分岐部位と前記開閉弁との間の部位において前記給水管に設けられ、該給水管からの水を前記タンク内に吐水するタンク吐水口と(ル)該タンク吐水口の配設部位において該給水管上に設けられ、該タンク内が実質上空となった時点で水道水の流れを該タンク吐水口側に切り替える一方、タンク内の洗浄水の排出開始時には該水道水の流れを該給水管の下流方向への流れに切り替える第一切替弁と(ヲ)該給水管における前記リム連絡路及びジェット孔連絡路の分岐部位に設けられ、前記タンク内の水位が満水状態より一定量低下した中間水位までの間は水道水の流れを前記リム連絡路側に切り替える一方、該中間水位より低水位の間は水道水の流れを前記ジェット孔連絡路の側へと切り替える第二切替弁とを備えていることを特徴とするタンク一体型ワンピース便器。

前のページに戻る