特許

J-GLOBAL ID：200903077536994635

カーボンブラックの製造方法

発明者： 高見 潤一 ,  大久保 勝
出願人/特許権者： 旭カーボン株式会社
代理人 (1件)： 友松 英爾 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-353204
公開番号（公開出願番号）：特開平10-168338
出願日： 1996年12月16日
公開日（公表日）： 1998年06月23日
要約：

【要約】 (修正有)【課題】 タイヤをはじめめとする各種ゴム用部材に高度の耐摩耗性を付与するとともに、省エネルギー(省燃費)の低転がり抵抗性のゴム組成物配合用に好適なカーボンブラックの製造方法。【解決手段】 炭化水素燃料を酸素含有ガスの存在下で燃焼させて高温の燃焼ガスを生成させた高温燃焼ガス中に炭化水素原料を同一平面上にある複数個所より導入する原料油導入し、熱分解反応によりカーボンブラックに転化させ、このカーボンブラック含有ガス流を急冷して熱分解反応を停止させた後のガス流からカーボンブラックを分離する製造方法において、前記原料油導入工程での同一平面上にある複数個所より導入する導入原料油に添加するアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の化合物の金属成分の濃度が少なくとも2個所の導入原料油において異っていることを特徴とする。

請求項（抜粋）：

炭化水素燃料を酸素含有ガスの存在下で燃焼させて高温の燃焼ガスを生成させる燃焼ガス生成工程、前記高温燃焼ガス中に炭化水素原料を同一平面上にある複数個所より導入する原料油導入工程、前記炭化水素原料油を熱分解反応によりカーボンブラックに転化させるカーボンブラック反応工程、前記カーボンブラック反応工程で発生したカーボンブラック含有ガス流を急冷して熱分解反応を停止させる反応停止工程、前記反応停止工程後のガス流からカーボンブラックを分離する分離工程からなるカーボンブラック製造方法において、前記原料油導入工程での同一平面上にある複数個所より導入する導入原料油に添加するアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の化合物の金属成分の濃度が少なくとも2個所の導入原料油において異っていることを特徴とするカーボンブラックの製造方法。