特許
J-GLOBAL ID:200903077539958613

沸騰冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-294883
公開番号(公開出願番号):特開2000-121264
出願日: 1998年10月16日
公開日(公表日): 2000年04月28日
要約:
【要約】【課題】 蒸気冷媒の逆流を防止して、一方向の冷媒循環流を形成できる沸騰冷却装置1を提供すること。【解決手段】 各プレート部材3に設けられた連結管8は、互いに連結されることで、冷媒タンク2内と各冷媒通路10とを連通する2本の通路を構成し、一方の通路が、冷媒タンク2内で発熱体7の熱を吸収して沸騰した蒸気冷媒を各冷媒通路10へ送るための蒸気通路11として設けられ、他方の通路が、各冷媒通路10で液化した凝縮液を冷媒タンク2内へ戻すための液戻り通路12として設けられる。液戻り通路12を形成する各連結管8の中で、冷媒タンク2に最も近い2個の連結管8の内部には、冷媒保持部材6が配置され、その連結管8の内周面に密着した状態(圧入状態)で保持されている。この冷媒保持部材6は、所定の形状に成型された多孔質部材(例えば焼結金属、発泡金属、あるいは発泡樹脂等)であり、凝縮液を保持できるラプラス長さ以下の隙間を多数有している。
請求項(抜粋):
冷媒の沸騰と凝縮の繰り返しにより熱輸送を行う沸騰冷却装置であって、冷媒に吸熱させる受熱部と、冷媒に吸収させた熱を放出する放熱部と、前記受熱部で吸熱して沸騰した蒸気冷媒を前記放熱部へ送る蒸気通路と、前記放熱部で放熱して液化した凝縮液を前記受熱部へ戻す液戻り通路と、前記受熱部で沸騰した蒸気冷媒が前記液戻り通路を通って前記放熱部へ流入することを防止する蒸気逆流防止手段とを備え、この蒸気逆流防止手段は、前記放熱部と前記受熱部とを連通する連通路を有し、この連通路が前記放熱部で液化した凝縮液を保持できるラプラス長さ以下の通路径に設けられていることを特徴とする沸騰冷却装置。
IPC (3件):
F28D 15/02 101 ,  F28D 1/03 ,  H01L 23/427
FI (3件):
F28D 15/02 101 L ,  F28D 1/03 ,  H01L 23/46 A
Fターム (12件):
3L103AA35 ,  3L103CC18 ,  3L103CC30 ,  3L103CC35 ,  3L103DD15 ,  3L103DD54 ,  3L103DD55 ,  3L103DD58 ,  3L103DD69 ,  5F036AA01 ,  5F036BA08 ,  5F036BB41

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