特許
J-GLOBAL ID:200903077542519949

ブレーキ液圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-067053
公開番号(公開出願番号):特開平10-258727
出願日: 1997年03月19日
公開日(公表日): 1998年09月29日
要約:
【要約】【課題】 ブレーキ作動時にて、液圧制御弁の応答遅れによるブレーキ操作の違和感をなくす。【解決手段】 小径シリンダと大径シリンダとからなるバルブ穴に、小径スプール部及びこの受圧面積A2よりも受圧面積A1が大きな大径スプール部を有するスプールが摺動可能に設けられた液圧制御弁を、外部液圧供給源とホイールシリンダとの間に設ける。小径スプールの端面側を制動力発生液圧室とし、大径スプールの端面側を反力発生液圧室とし、管路によって互いに連通させる。制動力発生液圧室の出力ポートとホイールシリンダとの間に、フェイルセーフ弁を設ける。制動力発生手段によってスプールを増圧方向へ移動して開弁駆動し、外部液圧供給源からホイールシリンダへ制動液圧を送り出す際に、フェイルセーフ弁によって所定時間の間ホイールシリンダと液圧制御弁との間の管路が遮断されるオーバシュート防止機能が制御装置ECUによって実行される。
請求項(抜粋):
ブレーキペダルの操作量を検出する操作量検出手段と、倍力された圧力でブレーキ液を供給する外部液圧供給源と、該外部液圧供給源とホイールシリンダとの間に設けられ、外部液圧供給源とホイールシリンダとの間の流路を連通・遮断する液圧制御弁と、前記操作量検出手段の出力に応じて前記ホイールシリンダに供給するブレーキ液の目標液圧を求め、この目標液圧をホイールシリンダに供給すべく、前記液圧制御弁の駆動を制御する液圧制御手段と、前記液圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間の流路に設けられ、前記外部液圧供給源から前記液圧制御弁を介して前記ホイールシリンダに供給されるブレーキ液に不具合が生じた際、前記液圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間を遮断するフェイルセーフ弁とを有し、前記液圧制御弁は、両端面の受圧面積が異なるスプールと、該スプールが摺動可能に設けられ、前記スプールの受圧面積が小さい端面側が制動力発生液圧室とされ、前記スプールの受圧面積が大きい端面側が反力発生液圧室とされたシリンダと、前記制動力発生液圧室側に設けられ、前記スプールを、前記反力発生液圧室側へ押圧して移動させることにより、前記外部液圧供給源に接続された供給ポートと、前記ホイールシリンダに接続された出力ポートとを前記制動力発生液圧室を介して連通させる制動力発生手段とを有し、前記反力発生液圧室には、前記出力ポートから送り出される液圧が取り込まれ、前記スプールは、この反力発生液圧室に取り込まれた液圧が大きな受圧面積を有する端面に作用されることにより、前記制動力発生手段による押圧力に抗して押圧されてなり、前記液圧制御手段は、前記液圧制御弁の開弁駆動時から所定時間、前記フェイルセーフ弁によって液圧制御弁とホイールシリンダとの間を遮断するオーバシュート防止機能を実行することを特徴とするブレーキ液圧制御装置。

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