特許
J-GLOBAL ID:200903077618423610

インフレータブルシートベルト装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-210353
公開番号(公開出願番号):特開平6-144138
出願日: 1992年08月06日
公開日(公表日): 1994年05月24日
要約:
【要約】【目的】ウェビングの帯状保形状態での厚みをできるだけ薄くし、またウェビングの折畳み工程を省略するとともに基布の使用量を削減し、しかも緊急時にウェビングを確実に膨張させる。【構成】ウェビング11は、通常の一般的なシートベルトの幅とほぼ同じ程度の所定幅の2枚の帯状のウェビング基布11a,11bを重ね合わせ、それらの両側端縁を縫着されて形成されている。その場合、たて糸14がウェビングの長手方向と平行に、よこ糸15がウェビングの長手方向と直交方向に配置されている。たて糸14は、ウェビングの膨張時にはほとんど伸縮しない糸から形成される。よこ糸15はウレタン等の弾性材料からなるゴム状の伸縮する糸から形成される。したがって、ウェビング11は幅方向に大きく膨張し、長手方向にはほとんど膨張しない。
請求項(抜粋):
車両衝突時等の緊急時に発生する車両減速度が第1設定減速度を超えたとき、作動してガスを発生するガス発生手段と、乗員当接部の少なくとも一部が袋状部分に形成されており、前記ガス発生手段からガスが発生されないときは所定幅の帯状に保形されるとともに、前記ガス発生手段からガスが発生されたときはそのガスにより前記袋状部分が膨張するウェビングと、車両減速度が前記第1設定減速度より小さな第2設定減速度以下のときはこのウェビングの巻取りおよび引出しを自由に設定するとともに、車両減速度が前記第2設定減速度を超えたときは前記ウェビングの引出しを阻止するリトラクタと、前記ウェビングに連結されたタングと、このタングが係脱可能に挿入係合するバックル装置を少なくとも備えているインフレータブルシートベルト装置において、少なくとも前記ウェビングの前記袋状部分が、織布からなるウェビング基布により形成されており、これらのウェビング基布のたて糸がベルト長手方向にかつよこ糸がベルト幅方向に配置されており、更に前記たて糸は、前記緊急時に前記ガス発生手段からのガスにより前記袋状部分が膨張するとき、その膨張力による張力が加えられても乗員を拘束するシートベルト機能を発揮可能で荷重・伸び特性を有しており、前記よこ糸は、前記袋状部分の膨張時にその膨張力による張力が加えられたとき所定量伸張可能に形成されていることを特徴とするインフレータブルシートベルト装置。
IPC (2件):
B60R 21/18 ,  B60R 22/12
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-258239
  • 特開平2-063954

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