特許
J-GLOBAL ID:200903077678743842

高溶解性ピロリン酸塩を含有する抗歯石性歯磨き剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-528504
公開番号(公開出願番号):特表2001-518064
出願日: 1997年01月02日
公開日(公表日): 2001年10月09日
要約:
【要約】抗歯石性歯磨き剤組成物であって、チモール、オイカリプトール、サリチル酸メチル及びそれらの混合物からなる群から選択される抗微生物的に有効量の抗微生物剤、及び該組成物の約0.1重量%から約1.5重量%未満の量のピロリン酸イオンであって、高溶解性アルカリ金属ピロリン酸塩から誘導されるピロリン酸イオンを含有する抗歯石性歯磨き剤組成物。この組成物は、抗歯石性増強剤が実質的に存在しなくても、低レベルのピロリン酸イオンで、抗微生物及び抗歯石効力の両方を示す。
請求項(抜粋):
1.歯磨き剤組成物であって: (a)チモール、オイカリプトール、サリチル酸メチル及びそれらの混合物からなる群から選択される抗微生物的に有効量の抗微生物剤; (b)該組成物の約0.1重量%から約1.5重量%未満の量のピロリン酸イオンであって、高溶解性アルカリ金属ピロリン酸塩から誘導されるピロリン酸イオン、但し、前記組成物は抗歯石性増強剤を実質的に含まない;及び (c)口内に受入れ可能な賦形剤を含む歯磨き剤組成物。 2.抗微生物剤が、組成物中に、組成物の約0.01重量%から約5.0重量%の量で存在する、請求項1記載の歯磨き剤組成物。 3.抗微生物剤にチモールが含まれる、請求項2記載の歯磨き剤組成物。 4.高溶解性アルカリ金属ピロリン酸塩が250°Cで200g/kgより大きな水溶性を有する、請求項3記載の歯磨き剤組成物。 5.高溶解性アルカリ金属ピロリン酸塩が250°Cで500g/kgより大きな水溶性を有する、請求項4記載の歯磨き剤組成物。 6.高溶解性アルカリ金属ピロリン酸塩がピロリン酸四カリウムである、請求項5記載の歯磨き剤組成物。 7.約1.3重量%のピロリン酸イオンが組成物中に存在する、請求項6記載の歯磨き剤組成物。 8.組成物の約0.01〜約1.5重量%の量のチモール;組成物の約0.01〜約3.0重量%の量のメントール;組成物の約0.01〜約1.5重量%の量のオイカリプトール;及び組成物の約0.01〜約3.0重量%の量のサリチル酸メチルを含む、請求項7記載の歯磨き剤組成物。 9.1種又はそれを越えるフッ化物放出性化合物を更に含む、請求項8記載の歯磨き剤組成物。 10.フッ化物放出性化合物が、モノフルオロリン酸塩、アルカリ金属フッ化物、フッ化第一スズ、モノフルオロリン酸アルミニウム、ジフルオロリン酸アルミニウム、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項9記載の歯磨き剤組成物。 11.フッ化物放出性化合物が、組成物の約1.2重量%までの重量で存在する、請求項10記載の歯磨き剤組成物。 12.約7.0〜約10のpHを有する、請求項1記載の歯磨き剤組成物。 13.歯磨き剤組成物であって: (a)該組成物の約0.01〜約1.5重量%の量のチモール;該組成物の約0.01〜約3.0重量%の量のメントール;該組成物の約0.01〜約1.5重量%の量のオイカリプトール;及び該組成物の約0.01〜約3.0重量%の量のサリチル酸メチルを含む、抗微生物的に有効量の精油の混合物; (b)ピロリン酸四カリウムから誘導される約1.3重量%のピロリン酸イオン、但し、前記組成物は、口腔内において該ピロリン酸四カリウムの加水分解を阻害するのに有効な量で抗歯石性増強剤を含まない;及び (c)口内に受入れ可能な賦形剤を含む歯磨き剤組成物。 14.約7.5〜約9のpHを有する、請求項13記載の歯磨き剤組成物。 15.歯の表面上の歯石の形成を阻害する方法であって: (a)チモール、オイカリプトール、サリチル酸メチル及びそれらの混合物からなる群から選択される抗微生物的に有効量の抗微生物剤; (b)該組成物の約0.1重量%から約1.5重量%未満の量のピロリン酸イオンであって、高溶解性アルカリ金属ピロリン酸塩から誘導されるピロリン酸イオン、但し、前記組成物は抗歯石性増強剤を実質的に含まない;及び (c)口内に受入れ可能な賦形剤を含む歯磨き剤組成物を歯に適用する段階を含む方法。 16.抗微生物剤にチモールが含まれる、請求項15記載の方法。 17.高溶解性アルカリ金属ピロリン酸塩がピロリン酸四カリウムである、請求項16記載の方法。
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開平2-032010
  • 特表平6-508349
  • 特開平3-083911
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