特許
J-GLOBAL ID:200903077763660573
インバータ装置により駆動される三相誘導電動機のトルク検出方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長澤 俊一郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-196824
公開番号(公開出願番号):特開平6-046595
出願日: 1992年07月23日
公開日(公表日): 1994年02月18日
要約:
【要約】【目的】 回転数センサ等を追加することなく、1チップCPU等の演算手段を用いて、汎用インバータにより駆動される交流電動機のトルクを電流のリップル分の影響をうけることなく検出すること。【構成】 インバータ30を制御するマイクロ・プロセッサ1はトルク検出手段20にインバータ出力電圧V、角速度ω、位相角ωtに対応する信号を出力する。一方、交流電動機40の瞬時電流がCTにより検出され、フィルタ50を介してトルク検出手段20に与えられる。トルク検出手段20はτ=√3(V/ω)(1/G)〔Ia'sin{ωt-(1/6)π-φ}-Ib'cos(ωt-φ)〕(G,φはフィルタ50の減衰分、位相遅れ)により交流電動機40のトルクを算出する。算出された交流電動機40のトルクは、表示器に表示されたり、交流電動機の過負荷防止等に用いられる。
請求項(抜粋):
三相誘導電動機を駆動するインバータと、インバータのスイッチング素子を制御するインバータ制御装置とを備え、インバータが発生する三相交流出力の基準となる出力位相角から30°を差し引いた第1の角度の正弦値と、その基準出力相の瞬時電流値を掛けることにより求めた第1の積と、上記基準位相角に相当する第2の角度の余弦値と、その基準出力相から120°遅れた出力相の瞬時電流値を掛けることにより求めた第2の積と、インバータ出力電圧の実効値をインバータ出力周波数で割った商とを求め、第1の積と第2の積の差に上記商を掛けた第3の積を算出し、第3の積に比例した値を三相誘導電動機のトルクとするインバータ装置により駆動される三相誘導電動機のトルク検出方法において、上記基準出力相の瞬時電流値と基準出力相から120°遅れた出力相の瞬時電流値に含まれるリップル分をフィルタにより除去して上記第1および第2の電流値を得て、第1および第2の電流値を用いて上記演算を行うことによりトルクを検出するに際して、一次遅れフィルタを通したことによる減衰分と、位相遅れのうち、減衰分については上記第3の積にフィルタの減衰分の逆数を掛けることにより補償し、位相遅れ分については前記第1および第2の角度からフィルタによる遅れ分に相当する角度を差し引くことにより補償することを特徴とするインバータ装置により駆動される三相誘導電動機のトルク検出方法。
IPC (3件):
H02P 7/63 302
, G01L 5/00
, H02P 5/408
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