特許
J-GLOBAL ID:200903077779950202

電界ケージ内において微小粒子を形成する方法およびそのための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田代 烝治 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-522065
公開番号(公開出願番号):特表平10-501454
出願日: 1995年02月23日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】液体中に浮懸する微小粒子またはこの液体と混合されない他の液体の微小液滴が、ミクロンないしサブミクロン領域寸法の三次元的に配置された電極群(11a,11b,11c,11d,11e,11f)中において、高周波電界により形成され、次いで公知の化学的方法ないし物理的方法により固化される。電極群の配置、形状および制御により粒子の形状が決定される。粒子自体は、その包囲溶液より小さい導電率および/または相対的誘電率を持っていなければならない。電界周波数は、粒子および周囲溶液の受動的電気特性により決定される、特定のkHzおよびMHz領域周波数である。粒子ないし液滴は、電極作用により接触することなく周囲溶液中において形成され、固化され得る。ミクロンないしサブミクロン領域寸法の粒子は、例えばクロマトグラフィー、親和力生化学、医薬、さらには技術的フィルター装置などで必要とされるような形状に形成される。
請求項(抜粋):
個別的にまたは集合的に制御されることができ、かつミクロンおよび/またはサブミクロン領域寸法の幅、高さおよび間隔を有する複数電極(11a,11b,11c,11d,11e,11f,31,32,33,34,41,61,71,72,73,74)を三次元的に配置し、 これらの電極により、周囲液体(13,39a)により充満され得る反応空間(39,44,63)を形成し、これら電極に変化する電圧を賦課し、 周囲液体(13,39a)中に存在する、典型的寸法の微小粒子(12,21,22,23,43,62)、粒子集合体(75)またはその他の浮懸相(39b)の相対的な誘電率および/または導電率を、選択的な電気的制御により、周囲液体のそれより低くし、 電極(11,31-34,41,42,61,71-74)により、粒子またはその他の浮懸相に及ぼされる力を制御して、周囲液体中に浮懸している粒子/浮懸相の形状を変化させ、ことに電極の電気的制御の間に、架橋、硬化または固化させ、あるいは同一種もしくは異種集合体に結合させることを特徴とする、液体、ゲル、固体または気体から微小粒子を形成する方法。

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