特許
J-GLOBAL ID:200903077863282380

光学的に複雑な特性を有する物体の美感設計をコンピュータ上で対話的に行う方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安富 康男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-067371
公開番号(公開出願番号):特開平10-247256
出願日: 1997年03月04日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 双方向散乱分布関数によって表現される複雑な光学特性を有する物体の美感設計をコンピュータ支援によりデザイナー等が視覚的かつ対話的に実行することが可能な方法を提供する。【解決手段】 素材の光散乱特性を表形式で記述した双方向散乱分布関数を得る過程、得られた双方向散乱分布関数をデータベースとして格納する過程、上記データベースから読みだした双方向散乱分布関数に基づいてコンピュータグラフィックス表示装置上に物体の第一回目のレンダリングを行う過程、光散乱特性をモーフィングで得た新たなものに変更し、上記新たな光散乱特性に基づいて、上記第一回目のレンダリングよりも短時間のうちに物体の第二回目のレンダリングを行う過程、上記第三の過程及び第四の過程を所望の光散乱特性が得られるまで繰り返す過程からなる。
請求項(抜粋):
光学的に複雑な特性を有する物体に現実感のある陰影処理を施した写実的な3次元画像を、コンピュータグラフィックス表示装置上に表示し、前記特性を操作することにより、光学的に複雑な特性を有する物体の美感設計をコンピュータ上で対話的に行う方法であって、(I)光線追跡法画像システムが構築されたコンピュータの記憶装置に、少なくとも、光源の幾何学的配置及び強度についての情報並びに描写されるべき場面中の物体の幾何学的情報を含む描写されるべき場面の幾何学的特徴を規定するデータを格納する過程、(II)双方向散乱分布関数を任意の角度解像度を有する表形式で表し、前記表をデータベースとして前記コンピュータの記憶装置に格納する過程、(III)光線追跡法によって、美感設計に含まれる1つ又は複数の物体について双方向散乱分布関数が与えられている場面を描写してコンピュータグラフィックス表示装置上に表示するとともに、前記場面の前記描写の過程において形成される光線履歴の一部を表すデータを前記コンピュータの記憶装置に格納する過程、(IV)過程(II)において形成された双方向散乱分布関数データベースから少なくとも1つの双方向散乱分布関数を選択し、前記選択された双方向散乱分布関数を含む1又はそれ以上の異なる双方向散乱分布関数と前記過程(III)における双方向散乱分布関数とを任意の重み付けによって混合することにより、質感を含む光学的特徴について前記過程(III)における双方向散乱分布関数を変更し、変更された新たな双方向散乱分布関数を前記1つ又は複数の物体に与える過程、(V)過程(IV)において得た新たな双方向散乱分布関数及び過程(III)において形成された光線履歴の一部を表すデータを使用して、前記データを使用することにより前記過程(III)において実行される描写過程に関して高速化されている過程により場面を描写して、前記コンピュータグラフィックス表示装置上に表示する過程、及び、(VI)所望の双方向散乱分布関数を得るまで過程(IV)及び過程(V)を繰り返す過程からなることを特徴とする光学的に複雑な特性を有する物体の美感設計をコンピュータ上で対話的に行う方法。
IPC (2件):
G06T 17/40 ,  G06T 15/00
FI (2件):
G06F 15/62 350 K ,  G06F 15/72 450 A
引用特許:
審査官引用 (4件)
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