特許
J-GLOBAL ID:200903077867608751
スクロール気体圧縮機
発明者:
,
,
,
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-026393
公開番号(公開出願番号):特開平9-217689
出願日: 1996年02月14日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】 逆止弁装置とバイパス弁を接近して組立配置する際の位置ずれおよび干渉防止の弁構成を実現したものである。【解決手段】 吐出口30に最も近い圧縮室2bと吐出室32との間を連通する一対以上のバイパス穴39を固定スクロール7の鏡板7aに対称配置し、吐出口30を開閉する逆止弁装置35とバイパス穴39を開閉するバイパス穴39を接近して鏡板7aに設けた構成で、バイパス弁40のバネ定数を逆止弁装置35よりも小さく設定し、バイパス弁40と逆止弁装置35とを一体的に連結したものである。この構成によれば、剛性の高い逆止弁装置35に支えられたバネ定数の小さいバイパス弁40を、バイパス穴39に対する位置ズレを生じることなく精度よく組み付けることができ、それによって、バイパス穴39を経由した吐出室32から圧縮室2bへの逆流を防ぐことができる。
請求項(抜粋):
固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップに対して、旋回スクロールの一部をなすラップ支持円板上に直立し且つ前記固定スクロールラップに類似した形状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に渦巻き形の一対の圧縮空間を形成し、前記固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を設け、駆動軸と係合する前記ラップ支持円板と、前記固定スクロールを締結し且つ前記駆動軸を支持する本体フレームとに係合する前記旋回スクロールの自転阻止部材を介して、前記旋回スクロールが前記固定スクロールに対し公転運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に区画されて流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧縮機構と、吐出圧力が作用する油溜から前記圧縮室と前記吸入室の内、少なくとも一方への給油通路とを形成し、前記ラップ支持円板の反圧縮空間側が前記本体フレームに設けたスラスト軸受に支持される形態と、前記旋回スクロールが前記固定スクロールの側に背圧付勢される形態とのうち少なくとも一方の形態とし、前記吐出口から吐出室へのみの流体流れを許容し且つ前記吐出口の出口側を開閉するリード弁形の逆止弁装置を前記鏡板に配置し、前記吐出口に最も近い圧縮途中の前記圧縮室に開口し且つ他端が前記吐出室に通じる一対以上のバイパス穴を前記鏡板に対称配置すると共に、前記バイパス穴を介して前記圧縮室から前記吐出室へのみの流体排出を許容し且つ前記バイパス穴の出口側を開閉するリード弁形のバイパス弁を前記逆止弁装置に接近して前記鏡板に設けた構成で、前記バイパス弁のバネ定数を前記逆止弁装置よりも小さく設定し、前記バイパス弁と前記逆止弁装置とを一体的に連結したスクロール気体圧縮機。
IPC (4件):
F04C 18/02 311
, F04C 18/02
, F04C 29/00
, F04C 29/10 331
FI (5件):
F04C 18/02 311 X
, F04C 18/02 311 V
, F04C 29/00 B
, F04C 29/00 J
, F04C 29/10 331 C
前のページに戻る