特許
J-GLOBAL ID:200903077902589170

ステアリングコラムの支持装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-213804
公開番号(公開出願番号):特開平9-058485
出願日: 1995年08月22日
公開日(公表日): 1997年03月04日
要約:
【要約】【目的】 衝突時にステアリングホイールを、位置調節可能な範囲の前側限度を超えて変位可能にする。【構成】 車体に固定の支持ブラケット4は、1対の支持板部5を有する。この支持板部5は、前後方向に亙る第一の長孔22aを有する。ステアリングコラム1を固定した変位ブラケット2を1対の支持板部5の間に、前後方向の位置調節自在に設ける。第一の長孔22aの長さは、変位ブラケット2の調節し得る最前位置に対応する長さよりも前側に長い。そして、第一の長孔22aの上記最前位置に対応する位置に、突部23を形成する。この突部23は、通常時に変位ブラケット2に加えられる力では変形しないが、より大きな力により変形し、上記ボルト11の通過を許容する。
請求項(抜粋):
左右1対の支持板部を有し、車体に固定される支持ブラケットと、上記1対の支持板部の内側面に対向する左右1対の結合板部を有し、ステアリングコラムの中間部外周面に固定されて上記1対の支持板部の間に挟持された変位ブラケットと、上記1対の支持板部と結合板部とのうちの少なくとも一方の板部の一部で互いに整合する位置に形成された、前後方向に長い長孔と、上記変位ブラケットを左右方向に貫通する状態で設けられ、その両端部を上記長孔の内側に挿通した杆状部材と、この杆状部材の端部に設けられて上記支持ブラケットに対する上記変位ブラケットの固定及び固定解除を行なわせる係脱手段とを備えたステアリングコラムの支持装置に於いて、上記各長孔の一端縁は、それぞれ上記変位ブラケットの調節し得る最前位置に対応する位置よりもこの変位ブラケットを更に前方に変位させ得る方向に延長されており、少なくとも一方の長孔の一部で、上記最前位置に対応して上記杆状部材と衝合する部分には阻止部が設けられており、この阻止部は、通常時に上記変位ブラケットに加えられる力によっては上記杆状部材が上記最前位置を越えて上記延長された部分に入り込むのを阻止し、より大きい力が加わる事によってこの阻止部は上記杆状部材により変形若しくは破断させられて、この杆状部材が上記最前位置を越えて上記延長された部分に入り込む事を許容するものである事を特徴とするステアリングコラムの支持装置。

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