特許

J-GLOBAL ID：200903077930884667

音像定位処理装置

発明者： 飯田 敏之
出願人/特許権者： 日本ビクター株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-208871
公開番号（公開出願番号）：特開平7-046699
出願日： 1993年07月30日
公開日（公表日）： 1995年02月14日
要約：

【要約】【目的】 スピーカの設置位置とは異なる位置で、かつ、受聴者に対して略対称の2箇所の位置に、異なる音像を定位させる音像定位処理装置を提供する。【構成】 入力信号X,Yから和信号と差信号とを生成する加算器2,差分器3と、和信号を処理する第1のフィルタ4と、差信号を処理する第2のフィルタ5と、フィルタ4,5で処理された信号から和信号と差信号とを生成してスピーカLF,RFから出力する加算器6,差分器7とから構成する。フィルタ4,5の伝達特性P,Nを、P=(F+K)/(S+A)、N=(F-K)/(S-A)と設定する。ただし、Sは一対のスピーカから受聴者LMの同じ側の耳までの伝達特性、Aは一対のスピーカから受聴者の反対側の耳までの伝達特性、Fは音像を定位させたい位置(LB,RB)から受聴者の同じ側の耳までの伝達特性、Kは音像を定位させたい位置から受聴者の反対側の耳までの伝達特性である。

請求項（抜粋）：

受聴者に対して略対称の位置に配設された一対のトランスジューサから音響信号を再生して、前記一対のトランスジューサの位置とは異なる位置で、かつ、前記受聴者に対して略対称の2箇所の位置に異なる音像を定位させる音像定位処理装置であって、入力された第1及び第2の信号から和信号と差信号とを生成する手段と、前記和信号を処理する第1のフィルタと、前記差信号を処理する第2のフィルタと、前記第1及び第2のフィルタで処理された信号から和信号と差信号とを生成して前記一対のトランスジューサから出力する手段とからなり、前記第1及び第2のフィルタの伝達特性P,Nを、P=(F+K)/(S+A)N=(F-K)/(S-A)(ただし、Sは一対のトランスジューサから受聴者の同じ側の耳までの伝達特性、Aは一対のトランスジューサから受聴者の反対側の耳までの伝達特性、Fは音像を定位させたい位置から受聴者の同じ側の耳までの伝達特性、Kは音像を定位させたい位置から受聴者の反対側の耳までの伝達特性)と設定したことを特徴とする音像定位処理装置。

IPC (3件)：

H04S 1/00 ,  H04R 1/40 310 ,  H04R 3/12