特許

J-GLOBAL ID：200903077939093298

三級アミン化合物の回収方法

発明者： 牧野 貢明 ,  中川 浩一
出願人/特許権者： 株式会社日本触媒
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-018260
公開番号（公開出願番号）：特開平10-212266
出願日： 1997年01月31日
公開日（公表日）： 1998年08月11日
要約：

【要約】【課題】 メチルアクリレート、エチルアクリレートなどのアクリレート化合物とホルムアルデヒド、トリオキサンなどのアルデヒド化合物とを三級アミン化合物の存在下に反応させて対応するメチル α-ヒドロキシメチルアクリレート、エチル α-ヒドロキシメチルアクリレート、n-ブチル α-ヒドロキシメチルアクリレートなどのα-ヒドロキシメチルアクリレートを製造する方法において、触媒として反応に使用した三級アミン化合物を効率よく、かつ触媒として再使用するに適当なものとして回収する。【解決手段】 反応後に得られる、三級アミン化合物を含む水溶液を重合禁止剤の存在下に加熱して三級アミン化合物を留去する。あるいは、更にこの三級アミン化合物含有留出物を精留する。

請求項（抜粋）：

一般式(1):【化1】(式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、フェニル基、炭素数1〜8のヒドロキシアルキル基、-(CH2)mNR1R2、-(CH2)mN(R1R2R3)+・M-、または-(C2H4O)pR4を表す(ここで、R1、R2およびR3は同一でも異なっていてもよく、各々、炭素数1〜8のアルキル基であり、R4は炭素数1〜18のアルキル基であり、m=2〜5、p=1〜80であり、M-はCl-、Br-、SO42-、PO43-、CH3COO-またはHCOO-である))で表されるアクリレート化合物と、ホルムアルデヒド、トリオキサンおよび一般式(2):【化2】(式中、q=1〜100である)で表されるオキシメチレン化合物から選ばれる少なくとも一種のアルデヒド化合物とを、三級アミン化合物の存在下に反応させて一般式(3):【化3】(式中、Rは上記一般式(1)における定義と同じである)で表されるα-ヒドロキシメチルアクリレート化合物を製造する際に、反応液を水相と有機相とに分液し、該水相を重合禁止剤の存在下に蒸留して水相中の三級アミン化合物を回収することを特徴とする三級アミン化合物の回収方法。

IPC (8件)：

C07C211/03 ,  B01J 31/02 102 ,  B01J 38/00 301 ,  C07C 67/343 ,  C07C 69/732 ,  C07C209/86 ,  C07C209/90 ,  C07B 61/00 300

FI (8件)：

C07C211/03 ,  B01J 31/02 102 X ,  B01J 38/00 301 N ,  C07C 67/343 ,  C07C 69/732 Z ,  C07C209/86 ,  C07C209/90 ,  C07B 61/00 300