特許
J-GLOBAL ID:200903077964534568

センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木戸 一彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-064596
公開番号(公開出願番号):特開平8-258697
出願日: 1995年03月23日
公開日(公表日): 1996年10月08日
要約:
【要約】【目的】ピストンをリテーナで覆ったピストンユニットを簡単に分解して、リテーナ内の単品単位の交換やメンテナンスを簡便に行なえるようにする。ピストンユニットに液圧室のリターンスプリングをも一体化して、組付け作業性を向上する。【構成】ピストン5にリテーナ係止孔5fを周設する。リテーナ15の筒状部15aに複数の弾性爪片15cを形成する。各弾性爪片15cに、V字状に凹むピストン係合部15eと、V字状に突出するスプリング係止部15fと、スプリング係止部15fから外側へ突出するスプリング受け部15gとを連設する。リテーナ係止孔5fにピストン係合部15eを凹凸係合してリテーナ15をピストンに装着する。スプリング係止部15fとスプリング受け部15gとの間にリターンスプリング16の一端16aを挟装して、リターンスプリング16をリテーナ15に組付けする。
請求項(抜粋):
シリンダ孔に内挿されるピストンの中心軸上に形成されたステム孔にバルブステムを内挿し、該バルブステムの先端に装着されたバルブシールを、シリンダ孔底部とピストン先端との間に画成された液圧室に突出配置し、該バルブシールを、ピストンの先端に被着される有底筒状のリテーナで覆うと共に、前記液圧室にピストンをシリンダ孔開口部方向へ弾発するリターンスプリングを縮設したセンタバルブ型車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記ピストンの外周面にリテーナ係止孔を設け、前記リテーナの筒状部に軸方向のスリットを切り込んで複数の弾性爪片を形成し、該弾性爪片に前記筒状部の半径方向内側へ凹むピストン係合部と、該ピストン係合部の弾性爪片先端側に、筒状部の半径方向外側へ山形に連続するスプリング係止部とを設け、前記ピストンのリテーナ係止孔よりも奥部と前記弾性爪のスプリング係止部よりも先端側のいずれか一方に、半径方向外側へ突出するスプリング受け部を形成し、前記リテーナ係止孔に前記ピストン係合部を凹凸係合してリテーナをピストンに装着し、前記スプリング係止部と前記スプリング受け部との間に前記リターンスプリングの一端を挟装して、該リターンスプリングをリテーナに組付けすると共に、該リターンスプリングの一端にて前記スプリング係止部を前記ピストン係合部方向へ弾発し、該ピストン係合部を筒状部の半径方向内側へ付勢したことを特徴とするセンタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ。

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