特許
J-GLOBAL ID:200903077973523315

ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用した染色方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-036862
公開番号(公開出願番号):特開平8-245347
出願日: 1996年02月23日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】【課題】 幅広い色調において、良好な耐性および非選択的な着色を可能にする酸化染色用組成物と、該組成物を用いた染色方法を提供する。【解決手段】 少なくとも1つの酸化塩基と、適切に選択されたインドール修正剤と、適切に選択され、前記インドール修正剤とは異なる、少なくとも1つの付加的な複素環修正剤を組み合わせて、酸化染色用組成物とし、さらに酸化剤を含有する該組成物をケラチン繊維に適用して染色する。
請求項(抜粋):
染色に適した媒体中に、(a)少なくとも1つの酸化塩基、(b)次の式(I):【化1】[上式(I)中、R1は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基を表し、R2およびR3は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、またはC1-C4のアルキル基、カルボキシル基、または(C1-C4)アルコキシカルボニル基を表し、Xは、水素原子またはハロゲン原子、またはC1-C4のアルキル基、C1-C18のアルコキシ基またはアセチルアミノ基を表す]で示される少なくとも1つのインドール修正剤、および/または少なくとも1つのそれらの酸との付加塩類、(c) (i)次の式(II):【化2】[上式(II)中、R4およびR5は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、またはC1-C4のアルキル基を表し;R6は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基またはヒドロキシル基を表し; Yは、ヒドロキシル基、またはR7が水素原子、またはC1-C4のアルキル基、またはC1-C4のヒドロキシアルキル基である場合に、基NHR7を表し;さらに以下の条件:-R6がヒドロキシル基である場合に、それは6位にあり、さらに、Yは5位にあるヒドロキシル基で、R4およびR5は、水素原子を表し、-Yがヒドロキシル基である場合に、それは6または7位にあり、さらに、R6はヒドロキシル基以外のものであり、-Yがアミノである場合に、それは4、6または7位にある;を満たす]で示されるインドール誘導体類、およびそれらの酸との付加塩類;(ii)次の式(III):【化3】[上式(III)中、R8は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基を表し、R9は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基またはフェニル基を表し、R10は、ヒドロキシル基、アミノ基、またはメトキシ基を表し、R11は、水素原子、またはヒドロキシル基、メトキシ基、またはC1-C4のアルキル基を表し;さらに以下の条件:-R10がアミノ基である場合に、それは4位にあり、-R10が4位にある場合に、R11は7位にあり、-R10が5位にある場合に、R11は6位にある;を満たす]で示されるベンズイミダゾール誘導体類、およびそれらの酸との付加塩類、(iii)次の式(IV):【化4】[上式(IV)中、R12およびR13は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、またはC1-C4のアルキル基を表し、Zは、ヒドロキシル基またはアミノ基を表す]で示されるベンゾモルホリン誘導体類、およびそれらの酸との付加塩類;(iv)次の式(V):【化5】[上式(V)中、R14は、水素原子、ヒドロキシル基、C1-C4のアルコキシ基、C1-C4のモノヒドロキシアルコキシ基、C2-C4のポリヒドロキシアルコキシ基、またはアミノ基、または-OCH2CH2COCH2CH2OH基を表し、R15およびR17は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、またはヒドロキシル基、アミノ基、またはC1-C4のアルキル基を表し、R16は、水素原子、またはC1-C4のアルキル基を表し、R18は、水素原子、またはヒドロキシル基、C1-C4のアルコキシ基、C1-C4のモノヒドロキシアルコキシ基、C2-C4のポリヒドロキシアルコキシ基、またはアミノ基を表し、さらに、R14がポリヒドロキシアルコキシ基、または-OCH2CH2COCH2CH2OH基である場合には、R15およびR17はアミノ基であるという条件を満たし、最後に、これらの式(V)の化合物類が、1分子中に、2より多くのアミノ基(飽和または不飽和)、または2より多くのヒドロキシル基、または1より多くのアミノ基およびヒドロキシル基を含有せず、これらアミノ基および/またはヒドロキシル基が、互いにメタ位にあることが必須である]で示されるピリジン誘導体類、およびそれらの酸との付加塩類;(v)6-ヒドロキシインドリン、6-アミノインドリン、および5,6-ジヒドロキシインドリン、およびそれらの酸との付加塩類から選択される、インドリン誘導体類;(vi)次の式(VI):【化6】[上式(VI)中、R19は、ヒドロキシル基、またはC1-C4のアルコキシ基を表し、R20は、水素原子、またはアミノ基を表す]で示されるキノリン誘導体類、およびそれらの酸との付加塩類;(vii)次の式(VII):【化7】[上式(VII)中、R21は、ヒドロキシル基、またはアミノ基を表し、R22は、ハロゲン原子、またはC1-C4のアルコキシ基を表す]で示されるセサモール誘導体類、およびそれらの酸との付加塩類;から選択される少なくとも1つの付加的な複素環修正剤、を含有せしめてなることを特徴とする、ヒトの髪等のケラチン繊維の酸化染色用組成物。

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