特許
J-GLOBAL ID:200903077975739021

実行環境再生方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-026345
公開番号(公開出願番号):特開平5-225022
出願日: 1992年02月13日
公開日(公表日): 1993年09月03日
要約:
【要約】【目的】操作前の実行環境を効率的に再生できる実行環境再生方式を提供する。【構成】ファイル操作によるファイルの削除、更新、作成に応じて(107 )、ファイル名のバックアップファイル名への変更(113 )、バックアップファイルの作成(110 ),ファイル更新(111 )、ファイルの新規作成(108 )を行い、操作履歴ファイルに記録する(114 、112 、109 )。ディレクトリの削除、作成(153 )の場合も同様に処理する(102 〜106 )。実行環境を再生する時、履歴ファイルから履歴データを取り出し(151 )、抽出された履歴データの操作対象の判定を行う(152 )。ディレクトリの場合、履歴データをもとに作成したディレクトリを削除し(154 )、削除されたディレクトリは復元する(155 )。ファイルの場合、削除されたファイルは復元し(160 )、更新されたファイルを元に戻し(159 )、作成されたファイルは削除する(157 )。
請求項(抜粋):
階層構造をもつディレクトリと前記ディレクトリ内に属する複数のファイルで構成される実行環境が一連のディレクトリ操作とファイル操作によって変化している時に前記ディレクトリ操作と前記ファイル操作を行う前の前記実行環境に再生する実行環境再生処理方式において、前記ファイル操作によって前記ファイルを削除する場合前記ファイルの名称をバックアップファイル名に変更し前記ファイルの前記ファイル名と前記ファイルの存在するディレクトリパスと“削除”という操作内容と“ファイル”という操作対象と前記バックアップファイルの前記バックアップファイル名を予め備えた履歴ファイルに記録するファイル削除手段と、前記ファイル操作によって前記ファイルを変更する場合前記ファイルと同一内容のバックアップファイルを新規に作成し前記ファイルの前記ファイル名と前記ファイルの存在するディレクトリパスと“変更”という前記操作内容と“ファイル”という前記操作対象と前記バックアップファイルの前記バックアップファイル名を前記履歴ファイルに記録するファイル更新手段と、前記ファイル操作によってファイルを新規作成する場合前記ファイルのファイル名と前記ファイルの存在するディレクトリパスと“作成”という前記操作内容と“ファイル”という前記操作対象を前記履歴ファイルに記録するファイル作成手段と、前記ディレクトリ操作によって前記ディレクトリを削除する場合前記ディレクトリのディレクトリ名をバックアップディレクトリ名に変更し前記ディレクトリのディレクトリ名と前記ディレクトリの存在するディレクトリパスと“削除”という前記操作内容と“ディレクトリ”という前記操作対象と前記バックアップディレクトリの前記バックアップディレクトリ名を前記履歴ファイルに記録するディレクトリ削除手段と、前記ディレクトリ操作によってディレクトリを新規作成する場合前記ディレクトリのディレクトリ名と前記ディレクトリの存在するディレクトリパスと“作成”という前記操作内容と“ディレクトリ”という前記操作対象を前記履歴ファイルに記録するディレクトリ作成手段と、前記実行環境を前記ファイル操作前の前記実行環境に再生する時、前記ファイル操作または前記ディレクトリ操作の結果として前記履歴ファイルに出力される履歴データを前記履歴ファイルの最後に登録された前記履歴データから最初に登録された前記履歴データまで1回分ずつ前記履歴データを抽出する履歴ファイル抽出手段と、前記履歴ファイル抽出手段によって抽出された前記1回分の前記履歴データの前記操作対象が“ファイル”でかつ前記操作内容が“作成”の時に前記ディレクトリパスと前記ファイル名から求められるファイルを削除し、前記操作対象が“ファイル”でかつ前記操作内容が“削除”の時に前記バックアップファイルの前記バックアップファイル名を前記履歴ファイルの前記ファイル名に変更し、前記操作対象が“ファイル”でかつ前記操作内容が“更新”の時に前記履歴ファイルの前記ディレクトリパスと前記ファイル名から求められるファイルを削除し前記バックアップファイルの前記バックアップファイル名を前記履歴ファイルの前記ファイル名に変更するファイル再生手段と、前記履歴ファイル抽出手段によって抽出された前記1回分の前記履歴データの前記操作対象が“ディレクトリ”でかつ前記操作内容が“作成”の時に前記ディレクトリパスと前記ディレクトリ名から求められるディレクトリを削除し、前記操作対象が“ディレクトリ”でかつ前記操作内容が“削除”の時に前記バックアップディレクトリの前記バックアップディレクトリ名を前記履歴ファイルの前記ディレクトリ名に変更するディレクトリ再生手段とを有することを特徴とする実行環境再生方式。

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