特許
J-GLOBAL ID:200903077989642977
液体分離装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
八田 幹雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-016646
公開番号(公開出願番号):特開平6-225933
出願日: 1993年02月03日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】【目的】 複数の層からなる液体を収容する容器に下方層の液体を容器の頂部から取出すための通路が形成されていなくても、各層の液体を容器の頂部または下部から容易にしかも精度よく取り出すことができる液体分離装置を提供することを目的とする。【構成】 上方層S1 と中間層S3 と下方層S2 とに分離された液体を収容した柔軟性のある素材からなる親バッグB1 の側方端部からローラ53が親バッグB1 の腹面側と背面側の一部を相互に密着させるように押圧しながら移動した後に所定位置で停止し、親バッグB1 の側方部に下方層S2 の液体を第2ポートQ2 に導く通路を形成する。この後、親バッグB1 を加圧し、上方層S1 の液体を第1ポートQ1 から、また、下方層S2 を第2ポートQ2 の液体から取出しそれぞれ子バッグB2a,B2bに収容するようにした。
請求項(抜粋):
内部に上方層、中間層、下方層の少なくとも3つの層に分画された成分が収納され、該上方層または該下方層の一方の側に第1の出口及び第2の出口を備えた柔軟性のある親容器を保持する容器保持部と、該容器保持部に保持された該親容器の対向する2つの面のうちの1つの面を支持する支持部材及び他方の面を押圧する押圧部材とからなる容器押圧部とを有する液体分離装置であって、該押圧部材を駆動する押圧手段を備え、該押圧部材は、ローラー型押圧部材とこれに隣接して設けられた第2押圧部材とからなり、ローラー型押圧部材を該上方層、該中間層ならびに該下方層の3つの領域を維持しながら、該親容器の一端の側壁から他端の側壁に向かって横方向に押圧させながら所定距離移動させて、該第1の出口及び該第2の出口の間から該中間層を横切って該親容器の他端の所定距離手前まで該親容器の対向する2面に密着部を形成させ、且つ、該密着部により該親容器内に該第2の出口に連通する通路を形成し、該第2押圧部材により、該親容器を押圧し、該上方層が該第1の出口及び該第2の出口側にある場合は、該通路を通じて該下方層を該第2の出口に導くと共に、該上方層を該第1の出口に導き、該下方層が該第1の出口及び該第2の出口側にある場合は、該通路を通じて該上方層を該第2の出口に導くと共に、該下方層を該第1の出口に導くことを特徴とする液体分離装置。
前のページに戻る