特許
J-GLOBAL ID:200903078032994088

データキャリア・システム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-256484
公開番号(公開出願番号):特開平10-107680
出願日: 1996年09月27日
公開日(公表日): 1998年04月24日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、位相変調方式による通信を行うデータキャリア・システムにおいて、簡単な構成で、信頼性の高い受信復調回路を実現するものである。【解決手段】 送信側では、電力搬送波の周波数信号を分周して送信用搬送波を生成するとともに、受信側では、同じく電力搬送波の周波数信号を分周することにより、予め複数種類の位相のデータ復調用分周信号を形成しておき、該分周信号の中から位相判定用信号や位相検波基準信号を適正に選択することにより、安定した復調動作が行われるように構成する。
請求項(抜粋):
所定の周波数の電力用搬送波を放射するための電力供給用アンテナを含むアクセス装置と、電力受信用アンテナを介して受信される前記電力用搬送波を整流することにより、動作用電力となる直流電源を生成するための整流回路を含むデータキャリアとから成るデータキャリア・システムにおいて、前記アクセス装置および前記データキャリアの少なくとも一方をデータ送信側とし、その他方をデータ受信側としたときに、前記データ送信側は、前記電力用搬送波の周波数信号を1/N(Nは整数)分周することによりデータ通信用搬送波の周波数信号を形成するデータ通信用搬送波形成手段と、データ送信時にシリアル送信データに応じて前記データ通信用搬送波を位相変調する送信変調手段と、該位相変調されたデータ通信用搬送波を放射するデータ送信用アンテナとを有するとともに、前記データ受信側は、前記データ通信用搬送波を受信するデータ受信用アンテナと、該アンテナを介して受信された前記データ通信用搬送波に基づいて受信データを復調する受信データ復調回路とを有して成り、該受信データ復調回路は、前記電力用搬送波の周波数信号を1/N分周することにより、互いに異なる位相を有する複数種類のデータ復調用分周信号を実質的に形成するデータ復調用信号形成手段と、前記複数種類のデータ復調用分周信号の1つを位相判定用対象信号として選択する位相判定用信号選択手段と、前記位相判定用対象信号と前記受信したデータ通信用搬送波とを実質的にミキシングする乗算回路と、該乗算回路の出力からデータ通信速度に対応する周波数帯成分を抽出するフィルター回路と、該フィルター回路からの出力によって前記位相判定用対象信号の位相の適性を判定し、位相不適正と判定したときには前記位相判定用信号選択手段に対して、別の位相の前記データ復調用分周信号を新たな位相判定用対象信号として選択し直させるための位相判定用信号切り換え信号を出力する位相判定手段と、前記位相判定用対象信号に対して所定の位相関係にある前記データ復調用分周信号を位相検波基準信号として、前記受信したデータ通信用搬送波を実質的に位相検波することにより、受信データの復調を行なう位相検波手段を含んでいることを特徴とするデータキャリア・システム。
IPC (3件):
H04B 1/59 ,  G06K 17/00 ,  H04B 5/02
FI (3件):
H04B 1/59 ,  G06K 17/00 F ,  H04B 5/02

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