特許
J-GLOBAL ID:200903078045108770
磁気セキュリティ・スレッド用の検査装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小野 尚純
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-535017
公開番号(公開出願番号):特表平11-505353
出願日: 1996年05月15日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】紙を使用している有価文書(104)に用いられるセキュリティ・スレッド(108)は、一つ以上の領域の「ソフトな」磁性材料で被覆されたプラスチック製基板を含んでいる。その文書の真贋と金種とを共に検査するための装置は、交流によって励振され、所定の空間領域内に一様な磁界を供給するコイル(120)を備えている。文書(104)がこの励振コイル(120)の近傍を通過するとき、加えられている磁界はセキュリティ・スレッド(108)上の磁性材料領域を飽和させる。その磁性領域は、基本周波数の成分と種々の調波周波数成分とを含む非線形応答である応答磁界を供給する。受信コイル(124)はこの応答磁界を検出する。受信コイル(124)に接続された信号処理装置は、基本周波数と調波周波数の応答信号を利用して、文書(104)の金種を決定する。
請求項(抜粋):
セキュリティ・スレッドを組み込んだ文書の真贋を検査するための装置であって、前記セキュリティ・スレッドが一つ以上の磁性材料を含み、磁性材料の各領域が1メートル当たり5000アンペアの飽和保磁力と200ないし10,000の比透磁率とを含む一つ以上の所定の磁気的特徴を有するようにした前記装置において、 a.前記文書が通過する所定の空間領域内での所定の基本周波数の交流磁界として加えられた磁界を供給するための励振手段であって、前記加えられた磁界を前記一つ以上の磁気材料領域のうちの少なくとも一つに供給して、これを飽和させる前記励振手段と; b.受信手段であって、前記文書が前記受信手段の磁界検出部から10ミリメートル以下の距離の所を通過する前記所定の空間領域内の応答磁界を検出し、更に該応答磁界の対応する一つ以上の特徴を表す一つ以上の検出された信号を供給するための前記受信手段と; c.磁性材料の各領域の前記一つ以上の所定の磁気的特徴のうちの少なくとも一つを決定するための検出された信号に応答して、前記文書の真贋を検査する信号処理手段と;を含むことを特徴とする装置。
IPC (2件):
FI (3件):
G07D 7/00 F
, G01N 27/72
, G07D 7/00 D
前のページに戻る